イメージ 1

昼前30分。この時間はガラガラ。

壁を蹴って泳ぎ始める時がなんともいえない、解放された気分。
バイクで言うと朝一番、ギアをローに落としてクラッチを繋ぐ瞬間の感覚に近い。

室温に慣らしたバターの塊にそーっとナイフを滑り込ませるように、すーっと壁を蹴って
水面を乱さないように、水と一体化するように。

浮力でカラダが浮いてきたら、それに調和させてゆっくり頭を上げ、浮上率を高める。
頭が水面を割る瞬間、胸の前に水を押し込むように腕を掻いて水流を別け
その隙間に上体を浮かせる。

腕を伸ばすタイミングにあわせて脚を掻き再び水と一体化。手の先から爪先まで意識を
配り水を押しのけたり、波を立てたりしない姿勢を維持。
しっかりした水流を皮膚に感じ、こぽこぽという音を聞く。

このストロークを25mに7回ほど、30分だとそれを20数往復。