僕の歌は誰のもの? | ここから見に来て。[旧Quem tudo quer, tudo perde.]

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ここは音楽のBlogでした。実際には節操無く何でも有りましたが、アメブロと相性が悪いようなので、他に書く事にしました。出来ればそちらを、よろしくお願いします。


ああっ、頭が痛い、胃がキリキリと痛む。吐きたい気分なんだけど、吐けない体質なんだ。君の高い声がキンキンと今でも頭の中で響いているよ。



「・・・私自体が君のファンなんだ。とても才能が有ると信じてるよ。わかってるさ、素晴らしいものって言うのは、そうポンポンと出てくるものじゃないよね。
君の性格からすればジックリと考えた熟慮したものを作りたいんだよね。それは私も十分わかっているよ。

ただ、会社の上に言わせれば、商品として出て行くからこそ価値が有るんだって事なんだ。
いや、勿論会社のお偉方は、みんな君の才能を高く評価しているよ。
でも、わかるだろ?割り切れとは言わないけど、やはりビジネスなんだよね。

うんうん、お金で云々と言い切れない部分が大きいって事は十二分に理解しているよ。
私は自分から君の担当を志願したんだよ。君の才能に惚れたんだ。私なんて君に人生を賭けても良い位に思っているんだ。」



さっきから何度も何度も『わかっている』みたいだけど、君は何をわかっているんだろう。君が来てから僕が何も話していない事に、君は何時気が付くんだろうね。
『君に人生を賭けても良いくらい』か・・・君の口からそのフレーズが出るのは、何度目なのかな?賭けてくれなくても結構ですよ、君の人生は君の為に有るんだから。
悪いけど、君の人生の面倒を見る甲斐性は僕には無いよ。それに僕は、それほど君の事を好きじゃないんだと思うよ。



「会社も君の才能を買っているからこそ契約したんだよ。そこは理解して欲しいんだ。
ファンは、みんな君を待っているんだ。君だって彼らの喜ぶ姿を見たいはずさ。そうだよね。
会社には君の事を既にカリスマって呼ぶ人もいるくらいなんだよ。中々やってくれないからさ、待ちくたびれている人もいるくらいなんだから。
本当に君の作品は素晴らしいよね。こう言うのをアートって言うんだろうね。なんかさぁ~何ていうのか、言葉に出来ないよね。本当に素晴らしいよ。
ただもう少しコマーシャルな方が、もっとファンを増やすと思うよ。新しいファンを開拓してさ、もっと沢山の人に感動を与えられたら嬉しいよね。
君を待っている人がもっともっと増えるなんて、素晴らしいと思わない?そんな風になったら私は自分の事のように嬉しいな。
どう?パフォーマンスって面も考慮に入れて、もう少しコマーシャルな方向を狙ってみたら?時代のニーズに合わせる事なんて、君くらい才能が有れば、簡単な事だよね。そうそう、それから・・・。」



ああっ、僕がどうしてこんなにも辛いのか、君には一生わからないだろうね。・・・・・・


これは空想の物語です。ミュージシャンって、こんなこと考えながらアルバム作っているんじゃないかな?って、思ってみただけです(笑)。






Andrew Gold
What's Wrong With This Picture?


(1977)
本当に素晴らしいアルバム
聴いていて泣きたくなります(笑)。