まるで嵐の様な
女の子に出会った
激しい風と雨で
全てを巻き込み
こちらの思いさえ飲み込み
大きく揺さぶり
時と共に去っていった
あまりにもの激しさに
こちらはバランスをとるのが
精一杯で
コントロールする余裕など
どこにもなかった
人の思いなど結局は
身勝手な想像なだけで
こちらの想いが伝わりさえすれば
全てを信じて
受け入れてもらえるなどと
思った事も過去の事で
今の私は
そんな勇気が可愛く見え
色々と経験をしてしまった事が
疎ましいくらい
何事にも慎重になってしまう
自らを中心に
激しい思いを渦巻かせ
咽るような香りをまとった女王は
一握りの家臣を連れ
両手一杯の過信と共に
自らが立つべき王国へ
去っていくのは
もっとも彼女らしい姿だろう
私は私で
まるで自分が
別人になったような
心地良い錯覚が
暗闇を引き裂く光のように
心の中で広がり
自らの醜い部分を
照らし出してしまった事を
感謝するしかないのだろう
この夏の暑さの中で
激しくかく汗の価値も
真夜中の密室でかく
激しい汗の価値も
結局は
自らの欲求と言う根源に
ささやかな違いも無く
偽善者のままで居られるのなら
そのまま朽ちていくのも
一興なのかもしれない
記憶以外の
何物も残さなかった
ドン・ジョバンニよ
君の心は
何を求め続けたのだろう
自由か?
女か?
強靭な体か?
恐怖か?
それとも
死なのか?
DOORS L.A.Woman
L.A.Woman / The Doors
The Doorsは、センスが良く優れた演奏を聴かせながらもJim Morrisonの強大なカリスマの為にThe Doors = Jim Morrisonと言う図式をいまだに引きずっている。勿論、私もその図式から抜け出す事は無理だろう。
1971年、Jimの死後に発表された彼らの7枚目。Jimの声は既に病んでいて生気が無い。まるで死の扉の向こう側に立ち、生にしがみついている私たちに向かって歌っているようにも感じてしまう。
