季節の変わり目が、
頭上に広がる青空も
手足にまとわりつく雨粒も
頬にあたるささやかな風や
その風に乗る香りまでもが、
その全てを使って
思い出す気も無い事を
シッカリと思い出させてくれる。
誰だって
美化したい過去くらい有るし
思い出に浸る時だって有る。
でも
気分が下向きの時には、
限界と言うものが有るのに
それらの全てが
その全てを使って
思い出す気も無い事を
シッカリと思い出させてくれる。
忙しいと言っている時に
あれこれと考えていたのに
いざ時間が出来ると何も出来ずに
ただ時間だけが流れていく事のは、
思い出と言う名の棘が、
チクチクと心に突き刺さり
増え過ぎる思い出の量の加減を
してくれていると考えれば、
明日への勇気と言う名の対価として
或る程度涙を流すのも良いかと思ってしまう。
季節の変わり目が有るから
こうやって振り返り
別に思い出さなくても良かった事を
あれこれと思い出し詮索する事も
記憶の無い恐怖や見えない明日に比べれば、
悲しみへの対処への学習の一環として受け入れ
何とか歩き出す事が出来るはずだと
自分自身に言い聞かせたとしても
やはり辛いものは辛いから
好きな音楽で気を紛らわせていても
泣きたい時は誰にだって有る。
Art Garfunkel Watermark
The Raspberries Power Pop, Vol. 2
Albert Ayler Love Cry