Song For A Friend [ Bird with a broken wing suite ] / Jon Mark
Jon Mark - Guitar, Vocals
Ron Carter ; Bass / Victor Feldman ; Percussion
Andy Narell - Drums, Guitar (Steel) / Salli Terri ; Vocals
Hal Blaine ; Drums / Tommy Eyre ; Keyboards
Patrick Gleeson ; Synthesizer / Larry Knechtel ; Bass
Gayle LaVant ; Harp / Donald Reinberg ; Trumpet etc…
Recorded and produced by Roy Halee and Jon Mark
Written and composed by Jon Mark in the fall of 1974
Mark=Almmondの片割れJon Markの
1975年発表のソロ・アルバムSong For A Friendです。
『友人のための歌 -翼の折れた鳥 組曲-』
日本語でタイトルを付ければ、こんな風になるのでしょうか。
そう言えばMark=Almmondは、
プログレ界のAORとも呼ばれています(笑)。
不思議な雰囲気を持った、
極めて私的で内向的なアルバムです。
Mark=Almmondの『静』の部分を特化したような、
フォークのエッセンスに
ジャズやロックのフレバーを少しだけふりかけて、
摩訶不思議な世界を作り出しています。
色々な国をフラフラと旅をした
放浪癖の有る彼らしいアルバムだと思います。
特定の国や地方の雰囲気も持たず、
決して民俗音楽的な香りを感じさせない音楽は、
彼がそれらの表皮だけを受け入れずに
自分なりに消化した結果でしょう。
歌詞をストレートに受け取れば、
このアルバムは人生を旅にたとえ、
何度も何度も挫折しながら歩んでいく、
ごくごく一般的な人々の描写のように感じます。
音楽的にも歌詞的にも人生と言う旅がテーマなのでしょう。
『Life』と言う単語が何度も見受けられますし
距離や時間の移動を意味する語句が多く使われています。
爽やかに心地良い程度の湿り気を持ち、
何処か心を落ち着かせてくれます。
ただ彼が昔から持っている
何処か落ち着かない不安感が
こちらに伝わってくるために
何かしら寂しくも感じてしまいます。
彼の作り出す音楽は、いつも
何処かしら旅人の心の揺らぎを感じさせます。
彼の旅は心の渇きを癒し
安住出来る場所を探す旅だったのでしょう。
何処へ行っても心が癒されない限り
彼の旅は決して終わったりしないのでしょう。
私は時々、意味も無く不安になり
夜中に一人でドライブをする事が有ります。
別に何がどうと言う訳ではないのに
不安感で心が押しつぶされそうになるのです。
居ても立っても居られなくなり
行き先も決めず夜中に走るのです。
もしかしたら私の心は
ここを安住の地と感じていないのかもしれません。
ここを安住の地だと感じるのには、
もう少し時間が必要なのかもしれません。