Places And Spaces / Donald Byrd
Donald Byrd (flh, tp, vo)
Raymond Brown (tp) George Bohanon (tb) Tyree Glenn Jr. (ts)
Larry Mizell (p, arr, back-vo) Skip Scarborough (el-p)
Fonce Mizell (clav, tp, back-vo) Craig McMullen, John Rowin (g)
Chuck Rainey (el-b) Harvey Mason (d) King Errisson (cga)
Mayuto Correa (cga, per) James Carter (whistler)
Kay Haith (back-vo)
String arranged and conducted by Wade Marcus.
Recorded on August 18,20 and 25, 1975
at the Sound Factory, Los Angeles, CA.
Donald Byrdに対しての私の気持ちは微妙だな(笑)。
好きなアルバムも有れば「ん?」と考えてしまうのも有る。
わかっているけど・・・と言葉が切れてしまう事が有る。
Places And Spacesなんて最たるものだ。
いまだに好きだとは言い難いタイプのアルバムだ。
JAZZを隔離せずに他のブラック・ミュージックと
もう一度融合させようと言う試みの集大成とも言える
このアルバムは、全体像を顕著に表したChangeで始まる。
頭カチカチのJAZZファンからは好意的に見られなかったが、
特別なくらいヒットしたアルバムだと言う事は現実だ。
JAZZのスタイルが止まってしまわないようにした
エポックメイキング的な立場も持ち合わせているとは思う。
しかし発表された頃は、そう受け取れなかった。
別にJAZZの人がここまでやらなくてもと言うのが、
正直な私の感想だった。
私はどんな音楽も大体延べて聴くし
この頃の彼の一連のアルバムの方向性もわかる。
しかしハッキリと好き嫌いで言うと、
こうなる一歩手前で止めて欲しかった。
前作や前々作くらいの距離が欲しかったのだ。
きっと彼らは、ずっと先が見えていたんだろう。
音楽的なレベルと購買力を正比例させる事は難しい。
その中で、このアルバムが大ヒットしたのにも関わらず、
JAZZの世界では20年以上が経った今でも異端児だ。
ジャンルを越えた部分では当たり前なアルバムなのに。
別の分野で活躍するジャズ・ミュージシャンが、
これほど多い時代でありながら
世界のJAZZファンの感覚は、
いまだに彼に追いついていないのだろうか。
彼の演奏はあくまでもJAZZなのに。
これらの疑問が他人事では無いのは、
全てが自分自身への言葉だからだ。
このアルバムを今でも馴染みきれない私は、
合いも変わらず古いままの人間だと言う事になる。
まっいいかっ(笑)。