私と妻は性格がまるで違う。
妻は男性の多い会社で働き、男社会で10年以上働いてきた。
反対に私は女性の多い職場だったため、必然的に女性とうまくやっていく性格を身につけた。
そんなふたりの大きな違いのひとつが、希望の伝え方である。
私は、一緒にでかけたい所があれば「○○に行こう」「○○に行くけど行く?」という言葉を選ぶ。
要は『私と一緒に行きませんか?』という伝え方だ。
(「行かない」という返答なら、それはそれで私だけ行くので問題はない)
ところが、妻の誘い方は少し異なる。
「○○に行きたい」「○○っていう所がいいらしいよ」という伝え方をしてくる。
明らかに『行こう』という私の一言を待っているのだ。
実は、これには少々閉口している。
私が『じゃあ行こう』と返答すると、「行ってあげてもいいけど」という態度をする。
これが私には不服で、若干のストレスを感じるのだ。
また、我が家は一人行動も多いため、『私と行きたい』のか『一人で行きたいのか』が図りかねる。
一度、「一緒に行きたいってこと?」と尋ねると、「別にどっちでもいいけど。じゃ一人で行く」と少々ふてくされた(と感じられる)答えが返ってきた。
一番の問題は、30台でそのような提案の仕方しかできないということ。
妻よ、君は友達にもそういう言い方してるのかい?
なので、「○○に行きたい」と自分の願望のみを言う時は、「そうなんだ〜」とだけ返事をすることにした。
そうすると、嫌な態度を取られることもないし、『一人で』行きたいのかどうかも分かる。
そしていつの日か、「○○に行こう」と提案することができたなら、私も好意的な返事をしたいと思う。
…と思っていたら、今日突然「来年は○○に行こう」と言ってきたので、驚いてしまった。
なので来年は海の見えるホテルに宿泊をする予定である。