どちらもせつない。

どんなに仲が良くても、永遠だと思っていてもいつか壊れてしまうときが来る。

続いたとしても、そこにはどちらかが何かしら我慢していたり無理していたり。

それは仲が良ければ良いほど訪れる。

お互いをさらけ出し、理解しあおうとし、本音を語り合って、2人がだんだん影響しあい、似通うようになって、鏡を見ているようで、真似されてるようで、結果お互いがだんだんいやになる。

でも、それは仕方が無いこと。

だから大人になると皆、本音を見せず建前で会話する。

距離が取れる人とならそれでもいい。

でも、あまりに近くなりすぎると、それは爆弾と化す。

本当の自分をさらけ出して、受け入れてくれる人達もいる。

でも当の本人が、どれが本当の自分なのかをわかっていない。

人によって態度を使い分けてるうちに、混乱してくる。

他人の笑顔を見ても、その裏の顔を暴きたくなる。

なぜなら自分と同じだと思ってしまうから。

その顔を見て、もしかしたらもっと好きになるかもしれないし、嫌われるかもしれない。

嘘つきは泥棒の始まりなんかじゃない。

人間は常に騙しあいなのだから。

好きという感情は増えたり減ったり、コントロールしたりされたり。

心を嘘と言う言葉で塗り固め、永遠の愛を探して人はずっと彷徨い続ける。

友情がいつか愛情に変わる。

その成れの果ては、いつかまた違う気持ちとなって、形を変え続けていく。

生きている間、永遠に。









何も伝えられないでいる。

自分が傷つく前に、私を傷つける彼に対して、同じように傷つけることしか出来なくなってる。

本当はただ励まして、癒してあげること以外に何も望んでいないのに、全てを拒絶して殻に閉じこもってしまう彼に対して

私はどうしてあげることも出来ない。

たださよならをする以外には。

もっと彼を傷つけてしまう前に、私の心が破裂してしまう前に。

お互い建前だけで何も本音を言わず、ただ甘えて、甘やかしてしまった結果がこの結末。

いつものさよならよりも涙もろくなるのは、なぜなんだろう。。。



もうすぐ終わる。

いつものように。

簡単に手に入れて、簡単に捨てるようなことはしない。

そんなめんどくさいことは。

後腐れなく、綺麗に。

そして昨日見かけた、あのゴージャスな男。

次のターゲットはあの子。