呪い | タイタンを遠くはなれて。

呪い

アジアンカルチャー。

この、貧しい大地に。

アジアンカルチャー。

多過ぎる数のヒトがウゴメイテイル。


このジクウは傷ついている。

この時空がキズツイテイル。


長く日本に滞在していると。

どうしても、アジア的ないやらしさに

ふれてしまう。

すでに、固まってしまったもの。

いやな形にこり固まってしまったもの。

もう、誰にもどうしようもないもの。

いやな形は、いやな形のまま。

この時空をきずつけてゆくのだ。

ある種のトラウマは、時を越え、世代を越えて

伝えられるのだ。

この、アジアの大地に。


その渦の中心で、

異教者の踊りを踊っているものよ。

お前の、その羽はもろ過ぎる。

その、いびつな形の羽では。

けっしてこの島から、飛びたてはしない。

お前はこの異教者たちの島で、

未来永劫 踊り続けるのだ。

これは、呪いなのだよ。

この大地の呪いなのだよ。

お前たちが、欲望の根まで

たどりつけなかったから。

みな、暴徒になって。回りのものを

損ない続けるしか道は残されていないのだ。

損ない、汚し、破壊し続けるしか。もう。

だれも。


我々は殺さなければならない。

我々は、周りの人間すべてを殺し

回らなければならないのだ。


だから、僕は、リンゴの木を植えよう。

僕は、この場所にリンゴの木を植えて行くことにしよう。

僕たちが破壊し尽くした後に。

この木だけでも残りますように。

せめて、このリンゴの木だけでも立派に育ちますように