未来の都市は幸せか?
手塚治氏、石ノ森章太郎氏、松本零士氏、彼らが描く未来都市を見て、どのような感想を抱くだろうか?
全自動の世界、労働はロボット任せ、自由と平和な世界だろうか。
何故か彼らが描く未来都市の共通点は、森林が無い。
ガラスとコンクリートで出来た都市である。
僕ら40代・50代の愛読者たちは、気付くべきであった。
この未来都市が作者からの警告を示していることに気付き、人が住むに適した社会基盤作りを進めること。
手塚治氏のコアなファンであれば、作品の中に人間社会の未来に警告を鳴らす作品が有ったことを思い出すだろう。
煌びやかな未来都市に目を奪われて、コンクリートジャングルと言われるような都市開発を進めてしまった。
世界3大文明 メソポタミア・エジプト・黄河、いずれも現在は砂漠や荒地になっている。
既に滅んだアステカやマヤの地は緑の大地のままである。
人間が自然への関わり方を軽視すれば、破滅への道へ進む。
昨今の温暖化は、地球からのメッセージだと思う。
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