いよいよ秋競馬開幕週のメイン、毎日王冠が迫ってきました。
今まで、競馬場で何度かライブで毎日王冠を観戦しましたが、その中でも印象に残るレースを振り返ってみたいと思います。
刺客…
96年。
この年本格的に競馬を始めました。
初めて競馬場に行ったのがオークスの前日。
芝コースの緑の鮮やかさ、馬の香り、そしてサラブレットの想像以上の速さが印象に残っています。
その後2週間で春競馬は終了。
10月までの4ヶ月待ちに待ち、ようやく秋競馬が開幕。
毎日王冠は初めての日曜日の競馬観戦でした。
午後3時、毎日王冠出走馬がパドック周回を始めました。
テレビで見ていたスターホースが目の前を歩いている。それだけでテンションが上がります。
この日のお目当てはカネツクロス。
宝塚記念惨敗以来の競馬で7番人気に甘んじていましたが、そんなことは関係なく好きな馬を間近で見れた、それだけで嬉しかったです。
そして、もう一頭気になったのが…
人気を分け合う4歳馬2騎、NHKマイルCの覇者タイキフォーチュンでも3歳王者バフルガムフェローでもなく、ゴドルフィンの送り込んできた刺客、外国馬アヌスミラビリスでした。単勝人気は6番人気。鞍上が短期免許で来日し、ここまで未勝利のダリル・ホランドということも影響していたかもしれません。
初めて見る外国馬。ブリンカーの奥の鋭い眼光がいかにも不気味でした。
レースは伏兵、トーヨーリファールが逃げ、直線に入っても脚色は衰えず、逃げ切りかと思われたところに襲いかかったのがロイヤルブルーの勝負服、アヌスミラビリスでした。ホランドのどうだと言わんばかりのガッツポーズと場内のざわめきが忘れられません。
バフルガムフェローは直線伸びてはいるものの、トーヨーリファールを捕らえきれず3着。タイキフォーチュンは馬群に沈み、カネツクロスは4着と善戦しました。
初めて見た外国馬。そして見せつけられた実力。
非常に印象に残っているレースです。
伝説…
98年。
いまさら説明の必要もないですが…
その年5連勝、宝塚記念を制した中距離最強の逃げ馬、5歳馬サイレンススズカに、3歳王者グラスワンダーとNHKマイルCの覇者エルコンドルパサーの4歳馬2騎が挑んだ伝説の毎日王冠。
GⅠ並みの13万人が東京競馬場に訪れたこの一戦、予想通りサイレンススズカがハイペースで逃げ、4コーナー手前でグラスワンダーがプレッシャーをかけに行くも動じず、直線に入ってさらに後続を引き離す圧勝劇。
エルコンドルパサーは最後外にヨレながらも食い下がったものの2馬身半差の2着確保が精一杯。
グラスワンダーは坂上で失速し5着に終わりました。
伝説の一戦は、サイレンススズカの独壇場だった。
GⅡでは異例のウイニングランで大観衆に応える武豊。
もちろんこの時、3週間後に起こる悲劇など誰も知る由もなかった…
薄氷…
99年。
この年は、前年の有馬記念と、この年の宝塚記念を勝ったグラスワンダーの1強ムード。
しかし、アンブラスモアの刻んだ平均ペースと開幕週の前残りの馬場がグラスワンダーを苦しめる。
なんとかアンブラスモアを交わしたところに、今度は外からメイショウオウドウが襲いかかる。
壮絶な叩き合いを制したのは、体勢不利かと思われたグラスワンダー。
薄氷のハナ差の勝利でした。
以降も数回、毎日王冠の観戦には行きましたが、スターホース不在の為か、名勝負と言えるレースは残念ながら無いように思います。
今年はGⅠ3勝の牝馬ウオッカこそいるものの、あとのメンバーはどうでしょう…?
これならば、夏の上がり馬でも十分足りるとみています。
テレビ観戦で馬券も買いませんが、予想はしようと思っています。