私達の出逢いは10年以上も遡る、
高校の入学式。

校門をくぐり、
正面玄関に掲示されたクラス分けの紙を凝視する。

私は7組だった。

同じ中学から一緒に進学した友達は一人も居なくて、
不安を覚えた。

教室のドアを開け、
教室を見渡すと君は居た。

「あの人、カッコイイな」が私が彼に抱いた第一印象だった。

高校の入学に際し、不純な幻想を抱いていた
あの頃の私を思うと本当に照れくさくなる。

自分の席を見つけ、
私を睨んでるような男子が居たのも
強く覚えている。

あの頃を思うと、
変な気持ちになる。

その頃から私はネガティブだったんだと思う。

出席番号順の座席割りで
あの人は私の隣の隣の隣。

横並びだったのもあったが、
「私とでは釣り合いもとれない」と
あまり顔も見れずにいた。

それが私達の出逢い。

その約10年後、
私は彼に恋をした。