私が今からここに記すものは厳しく、そして果てない戦いの戦記である。



この春から晴れて大学生として上京した私であるが、北の田舎に生まれ田舎に育ち田舎に染まったこの身にとって都会の空気は新鮮で、己の矮小さを鋭く感じさせてくれる素晴らしい場であった。
多くの人、多くのビル街多くの車。耳をうつ人々の喧騒に胸焼けのする人いきれ。
休日にもかかわらず駅前に人だかりの、絶えるわが故郷との違いに胸躍りこそすれ落胆することなど知らずただうきうきと毎日を過ごしている。

大学の生活にもようやく慣れてきたところである。
そもそも自分の好きなように時間割を組める大学に慣れるというのも変な話で、時間にせかされ時間に手綱をとられた高校時代から比べると楽なものである。
よその大学がどうかなぞ知る由もないがうちの大学の授業は面白いものもあるものの授業内容が高校時代の延長というかこれ高校の授業と変わんないぞ責任者出てこいという授業もあってなんだか首をかしげてしまう。
とはいえ単位を落とすわけにもいかず唯々諾々と授業を受け課題を提出しテストを受けるという小学校以来続く完璧なルーチンワークに身を窶している。
とまあここまで書いて何が言いたいかというと、私は故郷も愛しているが、この都会生活も負けず劣らず勝るとも劣らず好きなのである、ということだ。


ただ、ある1つの案件を除いては。
そう、それこそが戦いである。


こちらに引っ越して早3か月。
やつらは律儀にも1か月間のペースを崩さず来襲する。
彼らにも矜持というものがあるのだろうか、などと戦いの度思ってしまう。
愛する者のためか、あるいは戦いに悦楽を見出しているのだろうかあるいは己の隙間に回る運命に従っているのか。
いずれにせよ、彼らはやってくる。

ここで読者諸君には彼らの正体を明かさねばなるまい。
三人称でじらされるのはもうごめんだと思う人もいるだろう。

さて彼らの正体…それは単純明快明朗快活一目瞭然。
一文字で表そう。


G
















G
大事なことなので2回言った。

そう、これはGと俺との戦物語なのである…。

苦手な人はきをつけてね。



やつらは突然にやってくる。
恋と同じくらい突然にくる。

とはいえ先述のとおりやつらは何故かほぼ一か月のペースをかたくなに守っている。
どうしてなのかはやつら自身に聞いてほしい。俺としてはやはりやつらにもやつらなりの戦いの美学を持ち合わせていて節操のない戦いはやつらの好ましいところではないのだと思う。
それにやたらと無益な損害を出すことは双方に好ましくない。

俺としてはやつらの存在自体好ましくない。俺に益なぞなしてなるものかと神に己に誓っているかのようにひとっつも有益なことなんかないやつら。百害あって一利なしとはよくいったものである。
ただそんなやつらといえどもひとつの命を有している。
無体に命を奪い死後の生活の安泰を約束されないのはいやである。
だからできれば穏便に済ませたい。のだが。

やつらはまた、俺の前に姿を現す。



ここでこの戦いにおける俺の相棒を紹介しよう。
東方徒然記
クイックルワイパー♪

こいつが俺の手となり足となり、

逃げまどうやつらを、


面で!


押しつぶすのだ!!


スプレーのほうが効果的かつ安全な駆除法であると俺は指を差され笑われていることであろう。

だが男の戦いにスプレーなど無粋ではないのか!!??!!
生身で突進するしかないやつらに失礼にあたらないか!?!???

その思いから俺はクイックルワイパーを武器として使用しているのである。





これからもやつらはやってくるだろう。

そのたびに俺は「うひぇァっ!」と飛びのきクイックルワイパーを掴み戦いに身を投ずる。

無益な戦いであることは百も承知。

だが俺は戦い続ける。

いつの日か、やつらではなく、平和な日々がやってくることを信じて…。          fin.


























つーかさー、1か月経るごとにサイズがデカくなってってる気がすんだよね。
いや気のせいじゃなくデカくなってんだよね。末恐ろしいです。
スプレー買おうと思うけど(おいこら)、どんなのが効くのか全然わかんない。バルサン?
とりあえずなんか買ってこねーとなー…。

寝る前の変なテンションでアホな記事書きました。
でもこういうの燃える。

おやすみなさい。