先日奈良の曽爾高原にいってきました
まだ青く花穂はまだ開いてませんでしたが、風に揺れ逆光に照らされ白く光るススキの群は奥ゆかしき美を短い秋の儚さを感じました
秋の代表花
芒についてご紹介します
初夏のうら若いころから晩秋の枯れ果てた姿まで、芒は千変万化の変化が魅力的である。同じように変化が興味深い蓮は「面」という印象だが、芒は線という姿でのこる。とりわけ凍りついた霜枯れの中にぽつねんとある立ち姿には、芒のすごみがあると思う。
左右に優しく広がる両葉だった風情が、野分に吹きさらされると葉っぱが一方になびく片芒になる。
芒は、日本人にとって忘れがたき花。草の民としての自分たちの記憶の原点を抱え持つように思われる。
川瀬敏郎『四季の花手帳』より一部抜粋
「あぁ。日本に生まれてよかったー」