皆さん、こんにちは！
中辛のコーヒーと申します！
今回は和田たけあきさん(くらげPさん)の
わたしのアール
について考察します！
ちなみに、この曲についてはご本人が
解説しておられるのですが、
このブログは個人的な考察を書く場なので、
問答無用で書かせていただきたい。
ご本人の解説はこちら
【曲のコンセプト】
わたしのアールは、くらげPさん作曲の
VOCALOID曲で、1stメジャーアルバムの
「わたしの未成年観測」の1曲目です。
ネタバレになるかもしれませんが、
多分これを見ている人は
この曲を知っていると思うので、
一応中止しつつ書きます。
曲を聴いたことない人は先に本家を聴くことを
オススメします。
↩︎ね
↩︎た
↩︎ば
↩︎れ
↩︎ち
↩︎ゅ
↩︎う
↩︎い
この曲は、「自殺する自分を止める少女」が
主人公です。(語彙力)
この曲を初めて聴いた時、僕は心から天才だ
と思いました。リアル鳥肌でした。(語彙力)
くらげPさんは本当に歌詞の構成が上手い。
(謎の上から目線)
細かいところはこれから歌詞に注目して
見ていきましょう。
【1番 歌詞と考察】
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
わたし、屋上で靴を 脱ぎかけた時に
三つ編みの先客に、声をかけてしまった
「ねえ、やめなよ」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
後でまとめるので、今はそのまま解釈します。
わたしが屋上から飛び降りるために
靴を脱ごうとしたら、
三つ編みの女の子が先に自殺しようとしていて
思わず声をかけてしまった。
「ねえ、やめなよ」
言ってしまえばこれだけだと単純な歌詞です。
ま、まさかこれがあんな伏線だったとは…
というわけで次の部分を見てみましょう。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
口をついて出ただけ。
ホントはどうでもよかった。
先を越されるのが、なんとなく癪だった。
三つ編みの子は、語る。
どっかで聞いたようなこと
「運命の人だった。
どうしても愛されたかった」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
三つ編みの先客との会話シーンですね。
口をついて出るとは、無意識に思いがけない
言葉が出ることです。
癪とは、腹が立ったり、苛立つことです。
無意識に言ってしまっただけ。
本当はどうでもよかった。
ただ先に死んでいくことに
なんとなく腹が立った。
どこかで聞いたようなを三つ編みの子は語る。
「彼が運命の人だった。
だからどうしても愛されたかった。」
ここも歌詞自体はなんの変哲もないですね。
後とのつながりが楽しみです。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ふざけんな！そんなことくらいで
わたしの先を越そうだなんて！
欲しいものが手に入らないなんて
奪われたことすらないくせに！
「話したら楽になった」って、
三つ編みの子は、消えてった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
お説教タイム！(適当)
ふざけるな！そんな些細なことで
わたしより先に死のうだなんて！
運命の人があなたを選ばなかっただけで
運命の人を奪われたことすらないくせに！
「話したら楽になった」と言い残し、
三つ編みの子は帰って行った。
三つ編みの子は消えてった
という一文で、飛び降りたという解釈も
ありますが、話したら楽になったという
発言から、ただ帰って行っただけと
僕は捉えました。
【1番 まとめ】
この三つ編みの子、運命の人に愛されなかった
だけで自殺しようとしたんすね…
よっぽど酷いフラれ方っぽいですね。
じゃなかったら多分僕はもうとっくに…
話がそれましたね。
まだクライマックスではないのでさらに2番、
見ていきましょう。
【2番 歌詞と考察】
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
さぁ、今日こそは と靴を
脱ぎかけたらそこに
背の低い女の子
また声をかけてしまった
背の低い子は、語る。
クラスでの孤独を
「無視されて、奪われて、
居場所がないんだ」って
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
さっきは髪型についてだったのに
今回はなんで身長なんでしょうね(白目)
さあ今日こそは飛び降りるぞ、
と靴を脱ごうとしたらそこに、
背の低い女の子がいた。
またも声をかけてしまった。
その子はクラスでの孤独を語る。
「誰もがわたしを無視して
何もかも奪われて、居場所がないんだ」
???「そりゃ…つれぇでしょ…」
ここでもやはり特に凝らされた部分は
まだ見当たりませんね。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ふざけんな！そんなことくらいで
わたしの先を越そうだなんて！
それでも、うちでは愛されて
あたたかいごはんもあるんでしょ？
「おなかがすいた」と 泣いて
背の低い子は、消えてった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
COUNTER TIME!
ふざけるな！そんな些細なことで
わたしより先に死のうだなんて！
学校ではいじめられても、
家では愛されてあたたかいごはんも
用意してくれるんでしょ？
「お腹がすいた」と泣きながら
背の低い子は消えてった。
家族っていいですね。社会的に居場所のない
彼女のたった一つの居場所なんですから。
【2番 まとめ】
まあ学校に居場所なかったらそりゃ〇にたくも
なりますよね。
でも諦めちゃダメです！主人公のように(？)
手を差し伸べてくれる人もいるはず！
(主人公は差し伸べてはいない…)
…また話がそれましたね。
ここからが魅せ場！
Cメロ&ラスサビ、見ていきましょう。
【3番 歌詞と考察】
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
そうやって、何人かに
声をかけて 追い返して
わたし自身の痛みは誰にも言えないまま
初めて見つけたんだ。
似たような悩みの子
何人目かにあったんだ
黄色いカーディガンの子
「うちに帰るたびに、増え続ける痣を
消し去ってしまうため ここに来たの」
と言った。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
そんなに自殺志願者がいる学校大丈夫なのか…
まあ曲の設定として仕方ないというか
そういう表現なので素直に認めましょう。
そうやって屋上に来る何人かに
声をかけて、追い返して
わたし自身の悩みは誰にも言えずにいた。
初めて出会った。
似たような悩みの子。
何人目かに見つけた、
黄色いカーディガンの子。
「家に帰る度に虐待を繰り返され、増え続ける
痣を、体ごと消し去ってしまうために
ここに来たの」と言った。
ここで自分と同じ悩みを持った子が現れます。
何も言い返すことの出来ない主人公は
どうするのか？
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
口をついてでただけ。
ホントはどうでもよかった。
思ってもいないこと。
でも、声をかけてしまった。
「ねぇ、やめてよ」
ああ、どうしよう
この子は止められない
わたしには止める資格がない。
それでも、ここからは消えてよ。
君を見ていると苦しいんだ。
「じゃあ今日はやめておくよ」って
目を伏せたまま消えてった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ついに自分には止められない子が
出てきてしまいました。
このまま黄色いカーディガンの子は
飛び降りてしまうのでしょうか…？
無意識に言ってしまっただけ。
本当はどうでもよかった。
思ってもいないことだった。
でも声をかけてしまった。
「ねぇ、やめてよ」
ああ、どうしたらいいの？
この子は止められない。
わたしに止める資格なんてありはしない。
それでも、ここから帰ってよ。
君を見ていると苦しくなるんだ。
「じゃあ今日はやめておくよ」って、
目を伏せたまま帰ってしまった。
これからの展開を待ち望む視聴者(？)を
迎えたのは衝撃のラスト。その展開とは…？
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
わたしひとりだけ
誰にも邪魔されない
邪魔してはくれない。
カーディガンは脱いで
三つ編みをほどいて
背の低いわたしは
今から飛びます。
ここのまとめは曲全体でまとめた方が
わかりやすいと思いますので割愛します。
【曲全体 まとめ】
最後の展開を踏まえた上でおさらいしましょう。
運命の人に愛してもらえなかった
三つ編みの主人公。
奪われた訳じゃないと自分を宥め、
帰って行った。
クラスでの居場所を失った
背の低い主人公。
家族がごはんを作って待っていると自分を宥め、
申し訳なさに涙しながら帰って行った。
ついに家族からも虐待を受けた
黄色いカーディガンの主人公。
自殺をやめて生きる理由が見当たらなかったが
それでも屋上に立つとこころが苦しくなり、
「今日はやめておこう」と、目を伏せたまま
帰って行った。
決心がついた主人公。
もう希望なんかに邪魔されないし、
邪魔してはくれない。
カーディガンを脱いで、
三つ編みを解いて、
背の低い主人公は
今にも飛び立とうとしている。
ここで主人公が飛び降りたのか、それは
歌詞にはありません。
くらげPさん曰く、こここそが考察すべき所
だそうです。
ちなみに僕は、「わたしの未成年観測」の
アルバムの曲たちすべてを抜きにすれば、
彼女は飛び降りてしまったんだと思います。
彼女は自分でしか自分を止められないほど
孤独だったので、このアルバムにあの曲が
なければ、止める者はおらず、飛び降りた
と解釈します。
あの曲についても今後考察していきます。
【おわりに】
いかがでしたか？
MVのイラストにも4つの主人公の姿に
共通点が見られます！
ぜひ本家の方もご覧下さい！
わたしのアール/初音ミク←タップ！
あくまでも個人的な解釈ですので、
皆様の意見もコメントに記入してもらえると
次回以降の参考にもなりますので、
是非お願いします。
また、色の使い方など見にくければ
教えてください。
ご閲覧ありがとうございました！
