ヒーリングミュージックって基本的に苦手なのだけれど、それはおそらくそれを聴いて癒されなければならないみたいな固定概念が自分の中にあるからなんだろうなと思った。そういう思い込みがなければ、そのカテゴリーの中でも好きな音楽はある。
エンヤのベストをいまさら聴いたけれど、テレビや映画などで部分的に使われているのを除けばまともに聴いたのは始めてだった。BjorkだとかSecret Gardenあたりは好んで聴いていたが、あるいは同じ箱の中に入れてもいいのかもしれない。ニューエイジ的な音楽というかなんというか。
偶然だけれど、その3組みとも女性が歌っている。エンヤとBjorkはソロだが、いずれにしても女性の声ってのは祈りに通じるものがあるのかもしれない。巫女、シャーマン的な。そもそも音楽ってのは祈りを風の音に乗せて空に奉じたものだという説もあるしな。
あるいは元ちとせ。彼女は言霊信仰の奄美大島出身であるが、その辺も祈りと繋がるのかもしれない。そしてCoccoは沖縄。
大地と自然と会話することができるのが歌手の本来的な役割だとするなら、ヒーリングミュージックなんて言葉は彼女たちには似合わないのかもしれないし、ニューエイジとかアンビエントって言葉ですら陳腐になってしまう。便宜上、名前をつけるってことは否定しないけれどもね。
程度の差はあれ、彼女たちの歌が世界で大きく受け入れられているというのは、人間はもともと自然に対しての畏怖や想いってものがあるからじゃなかろうか。それは宗教的と言っても、特定のものではなく、むしろ八百万的な大地賛歌のようなものに思う。
なんて、全然音楽に詳しくもない理論もしらないおっさんの妄想話でした。でも、歌が祈りなら、願いなら、それは特定の神さまじゃなく、大地に、あるいは自然に対するそれなんじゃないかとは思う。