ここ2ヵ月弱、出張や旅行で任地のウドムサイを離れることが多かったです。
赴任してから、半年ほど、今まで、なるべく任地にいようと思って、ほとんど離れませんでした。それに、周囲のラオス人にくらべ、比較的自由に移動できる自分に気が引ける部分がありました。
今回少し離れて、良い振り返りになったかなと思います。
ずっと同じところにいると、見えなくなる部分があったり、どうしても視野が狭くなってしまいます。任地の「普通」に慣れてしまい、ビエンチャンに行くと、差に愕然としたり。
改めて、任地で、どうしていくのか考えるきっかけになったり。私は私で、外部の人間で、比較的自由に動けるからこそ、見えてくる問題点があったり、出来る事が広がったり。
それに、同じ場所にずっといると、感覚が鈍ってしまう気がします。想像力豊かで、常に色んなものをキャッチできる人なら違うのかもしれませんが。
ゆったりとした時間が流れている任地にいると、自分も同じような感覚になって、ぼーっとしてしまいます。常にアンテナはって、出来るだけ、色んな情報入れて…というのが出来ません。
それ自体は、必ずしも悪いことではないですが。それに、「最新ニュース」や「トレンド」を知らなくても困らないでやっていける部分は、良さでもあります。
それでも、2年間しかないし、残りはあと1年3カ月ほどしかない中で、うまく外と結びつけたり、外の感覚を持ち込むためには、任地にこもってぼーっとしているよりは、情報を入れていった方が良いでしょう。
出張でも旅行でも、動ける時は、思いっきり動くのもいいなと思いました。
今回は、いやなことがあったりして、任地に戻るのに少しナーバスになっていた部分がありました。
でも、いつもと変わらない笑顔で、むかえてくれる大家さんや同僚たちを見て、なんだかほっとしました。ラオスの中では、ここが一番居心地良いし、帰るべき場所になりつつあります。
時々、無性に離れたくなったり、逆に家にこもっていたくなる時もありますが、なんだかんだ、落ち着く場所になっています。