管理職になった時
一番難しかったのが異動の内示でした。
特に、転勤を伴う場合、
明らかに落胆している部下も少なからずいました。
(画像はお借りしました)
自分自身は、異動打診を拒否したことは
一度もありません。
ですから、やんわりとでも断ってくる部下の気持ちを
十分に理解することができないのです。
もちろん、納得できる理由もありますし、
その場合、人事部に掛け合って白紙に戻してもらったことも。
部の会議などで伝えていたのは
「誰でも転勤を伴う異動があり得る。
不都合がありそうなら伝えて欲しい」
ということ。
にもかかわらず、異動希望調査票にも明記せずに、
打診を受けると「母が」「父が」「義母が」と
親の世話を理由に渋るケースが多いと感じます。
中には、地方転勤を渋っていた者が
海外異動者を募ったら、真っ先に手を挙げたケースも。
「親の面倒をみるんじゃなかったっけ?」
と問いただしたら、口ごもってましたが。
国内転勤が慣例化している日本企業。
家族を引き裂く制度がいいとは思いません。
東京周辺に留まりたいのなら
総合職採用ではなく、地域枠で応募してもらいたいものです。