電話が鳴った


知らない番号


・・・まあ思い当たるのはさっき置いてきた手紙の送り先しかいないわけで



話をしてみた昔と同じ感じはしたが、何かが違う



昔より重くなったというか、深刻さを増したというか



マイナス方向の何かを感じる



まあそれも会ってみればわかるだろ


そのくらいの軽い気持ちで仕事上がりの彼女を連れ出すことにした。


8月最後の記憶だな

ある日、なんとなく家に到着。



・・・何か置いてある。



私の名前がかいてある・・・それと、なんか筒状の袋?



なんだろう・・・あけた瞬間に爆発でもしないだろうか・・・




でも、それでもいいや、もうあたしの人生、いつ終わっても。



そんなつもりで手紙と包みを開けた。



文面を読む。

誰からだと思って、封筒裏を見る。



・・・見覚えのある名前。



よく私のことなんて覚えてたな・・・



てっきり私は、嫌われたものだと思っていたけど。



あんな切り方をしてしまったのに。



職場は違えど、建物は一緒だったから、姿は何度となく目にしていた。



話しかけようとも思った・・・でも、今更何をどんな顔をして話しかければいいのか、わからなかった。



香水・・・versace woman

そっか・・・私が好きなの知ってて、わざわざ・・・。



そして手紙を読む。



一度すらっと読み、また読み返した。



無意識に私は、手紙に書いてある彼の番号に電話をかけていた。



他愛もない世間話をしながらも、私はなんだか目頭が熱くなるのを必死に隠していた。



手紙に書いてある言葉は、私が今までもらったどんな言葉よりも、胸に響くものばかりだった。



それからは、以前のようにメールをしだした。



またすぐに、会う約束もして。



☆ALICE☆


お仕事にも慣れ始めたころ、趣味のデータ探しにひとつ引っかかるデータを発見した



1年ほど前知り合った女の子がヤバげな某プロダクションでエロビデオ撮影



えーっと・・・俺の記憶だと彼氏と仲良くしててその途中で切られたはずの俺なんだが・・・


向こう見ずで何も考えずに浅はかな行動しやすいとは思っていたが・・・



とちくるったかと




そして、そいつの元職場で自殺者が出たことも知っている



自殺者と仲が良かった可能性⇒自殺のショック⇒またむちゃくちゃ起こした



こういう予測ができた俺はものすごーーく嫌な予感が的中する気がした



ただ、連絡手段がない


唐突に電話をする⇒多分不審な電話は取らない


メール⇒アドレス調べるのもなあ


物理的な行動⇒残された道でこれしかない



というわけで、彼女がこだわっていた香水と一緒に物理的な紙媒体でって言うか手紙でお話しようかと



仕事上がり、サクッとプレゼント用に香水をげっと

彼女自宅の最寄り駅のミスドにてお手紙執筆

香水買って、手紙を書き終わるまでに3時間半ほどかかっている


俺の中では一瞬の出来事だったのはよく覚えている



彼女自宅前到着・・・ココで一つ重要な問題が



ポスト小さっ!



ちょっと待てこれはいんねーよ


・・・。無粋だが置いて帰ろう


ばれたらストーカー呼ばわりされても文句はいえん


というわけで、置いたその2時間半後


お電話が・・・・