2 全日本キッズ/ジュニア修斗選手権大会

Jr.BORDER ACT.15


2018811日(土・祝)


エディオンアリーナ大阪


今回、実に7年ぶりの開催となった全日本キッズ、ジュニア修斗選手権、真夏のエディオンアリーナ大阪大会の模様をレポートする。


今大会、関東より遠征のキッズの名門・AACCが今大会ではその実力をいかんなく発揮した。

中でもキッズ4 32kgで優勝した 金子 蒼空選手は、抜群のレスリング能力と崩しで優勝。

MMA無敗記録を更新中である。

また同道場所属の青木 凰夏選手はレスリング能力だけでなく下からの柔術もこなし、引き出しの多さを見せつけた。


そんな強豪と熱戦を、繰り広げた矢野 夢河選手(トリニティ・サンズ)の活躍も特出すべきであろう。

決勝でのレスリングvs柔道レスリングの対決は、師匠であるAACC 阿部 裕幸代表とトリニティ・サンズ 須田 匡昇代表との代理対決の様相を呈しているようで個人的にとても興奮した。


また全国のキッズ大会に参戦している根井 亮登選手、博登選手、真成実選手、(パラエストラ千葉)は三兄妹で優勝といった記録を残した。

今後も師匠の指導の元、練習を続けていけば大変面白い存在である事は間違いないであろう。


他には DEEPのトップコンテンダー柴田"MONKEY"有哉代表率いるTEAM KIZUNA の澤田 孝希選手は師匠譲りの投げ、スピーディなパス、極めを魅せ優勝。


広島より出場の松尾 晃弥選手(総合格闘技道場BURST)は一本勝ちで優勝した後、対戦相手にお手紙付きのプレゼントをあげるという、正に「強くて、優しい」を体現したシューターの鏡であった。


神戸より初出場の総合格闘技reliableは大野 輝心選手を筆頭に、技術は荒削りなものの、抜群の身体能力、大人のプロ選手の勢いそのままに、優勝を果たした。


そして大会終了後には現・修斗環太平洋フェザー級王者 TOMA選手のお話があり、前回大会での挨拶でのリベンジに望んだ。

結果、前回同様、それ以上の噛みっぷりを披露したチャンピオンでしたが、とても熱いお話をされ、キッズ達も真剣に聞いていて、心に響いていたようであった。


ただ同門で今大会優勝を果たし、将来プロを目指している 亀井 修真選手(直心会生野道場 TK68)には先輩を反面教師に早い時期からのスピーチの練習が望まれる。


今大会でもやはり道場ごとのスタイルの特色が大きくでており、古くからの格闘技ファンの自分としてはキッズ版格闘技代理対決の様でとても興味深く。

今後チームごとの団体戦などもあったら面白いのでは?

と個人的に思った。


今回、7年ぶりに開催となったキッズ、ジュニアの日本一を決める全日本選手権大会。


今大会を開催する事が出来たのは、偏に携わって下さった多くの方々の御理解と御協力のお陰です。

そして何よりも誰よりもキッズ、ジュニアの総合格闘技大会を構想し開催して下さった先人の方々のお陰です。


現在、関わられていない方々もいらっしゃいますが、その方々の熱意、情熱、多大な御尽力があってこその開催だったと思います。


現在自分達が関わる事になり、自分達が見えていなかった部分、察する事が出来ていなかった部分が大多数だと切に思います。

今後、大会規模も大きくなり、様々な方々が参加して頂ける事は大変喜ばしく、素晴らしい事だと思う反面、現在の運営状態で継続する事への不安を持っているのも事実であります。

ですので今後継続していく為にも。


1.大会運営に協力して頂けるボランティアスタッフの方の募集


2.東日本との更なる連携、協力関係の構築


が必要不可欠になってくると思います。


今後、キッズ、ジュニア修斗がより大きく発展出来るよう、努めますので、皆様の御尽力、御協力、宜しく御願い致します。


                                                         小堀 貴広