反乱か、抗議か、それとも。。

天変地異の前兆か?

テレビから流れるニュース番組をぼんやりと聞き流していたのだが、突然、気がかりなニュースが私の心を捉えた。それは中国の奥地で十数頭の象が粛々と北上を続けているとの情報だった。勿論、その原因などは不明らしいのだが、とりあえずの第一報とのことだった。続報がいつになったら報じられるのかと、やきもきしながら待つしかなかった。一般に野生動物がその生息地を見捨てざるを得なくなるのは、生息地が破壊され、安住の地を求めざるをえなくなったときか、食べ物や水が不足したときなどだと理解しているのだが。

数日後にやっと続報が伝えられた。彼らは一頭の子象の周囲をガードするように取り囲み、北へ北へと行進しているとのこと。行く手に民家があれば、強力な鼻の力で窓ガラスを破壊し、食料があれば食べつくし、畑の作物を食い散らし、なおも北上をつづけていると伝えられた。だが。

やっと伝えられた続報によると、彼らの進路の先には住宅地があり、なんとしても進路を変更させようと食べ物で誘導したり。

バリケードを築いたりとあらゆる手を尽くしているところだと。万が一にも彼らの一行が住宅街に近づくような事態になれば、人々はパニックに陥るだろうし、警備に

あたる人々もあわてて象たちを射殺するような悲劇を招くのではないかと気が気ではないのだが。それ以来、なんの続報も伝えられず、日々の新着ニュースの山のなかに埋没してしまったのでは、とまたまた気がかりで落ち着かない。

この中国での象たちの不可解な行動についての情報は全く途絶えてしまった。だが、海外メディアからの気になる情報も伝えられた。アフリカの自然保護林の中を車で走行していたある男性が前途に象の群を発見したので、彼らを刺激しないようにと、スピードを落とし、群の脇を通り抜けようとしていたところ、突然、脇の林の中から一頭の象が現れ、車に向かい突進してきたと。男性は恐怖で気が動転し、救助隊が到着し、やっと無事に救出された、と報じられた。

彼らは、勿論、他の野生動物たちが人間の身勝手な行動に対し、抗議の意思表示を示しているのだろうか。それとも自然破壊に反対のデモ行進か。或いは野生動物特有のカンで地球の危機に警鐘を鳴らしているのだろうか。

何れにせよ、一刻も早く、これら異常行動の原因を究明してもらいたい。そして野生動物たちに安らかな生息地を確保してやってもらいたいものだ。