―この物語は週刊ヤングマガジン№48から発掘された
さすが大槻!おれたちに言えない事を平然と言ってのけるッ そこにシビれる! あこがれるゥ!
わかったよ大槻ィ!!
名古屋の覚悟が!
「観光」でなく「食」で理解できた!
名古屋の「覚悟」は・・・この登りゆく朝日よりも明るい輝きで『道』を照らしている
そして我々がこれから
『向かうべき・・・大須』をもッ!
『モーニング』だよ! 『モーニング』こそが大槻に生命を吹き込むエネルギーであり『モーニング』こそがエンターテイメントなのさ!!
おれは「恐怖」を克服することが「食べる」ことだと思う
名古屋の頂点に立つ者は!
ほんのちっぽけな「恐怖」をも持たぬ者ッ!
名古屋の味覚は世界一チイイイイ!!
市民の舌を基準にイイイイイイ…この名物の小倉トーストは作られておるのだアアアア!!
「[食パン]」と「[小倉あん]」ッ!この世にこれほど相性のいいものが あるだろうかッ!?
「ハーモニー」っつーんですかあ~~~~~
「味の調和」っつーんですか~~~~っ
たとえるならサイモンとガーファンクルのデュエット! ウッチャンに対するナンチャン! 高森朝雄の原作に対するちばてつやの「あしたのジョー」! ・・・・・・・・つう───っ感じ っスよお~~~~~っ!!!
だが「長所」と「短所」は表裏一体・・・ままならぬものよ・・・
名古屋ッ!
一目でわかるわーっ全体的に雑ーっ!
お前みたいに[全員が全員思い付きで行動してる街]があるかスカタンッ!
図星だろう? ズバリ当たってしまったか・・・ なァーッ!?
Exactly(そのとおりでございます)
我われ・・・人間は た・・・「タモリ」にだけは勝てない!
服従しかないんだ!
コリコリ弾力あるエビにさわっているぞォ エビフリャー!
このあたたかい弾力!ここちよい感触よッ!
理解不能!理解不能!
落ちつくんだ・・・
『素数』を数えて落ちつくんだ・・
名古屋はなんていうか・・・執念を持っている!
クレイジーだが全てに栄えるという執念を持っている!
・・・・・・その執念に圧倒されるなッ!
おれの方だって名古屋を理解するまでは死ねね───ぜッ
「納得」は全てに優先するぜッ!!
でないとオレは「前」へ進めねえッ!
我が名古屋の海・山・トヨタは世界一ィィィ!
観光に頼ることはないイイィ─────ッ!!
わーッ わかんねーことを!!
き・・・・・・君はくるってしまったんだー!
君は……聴いておわかりの通りと言った…しかし…それは…無理ってもんだッ!
―大槻は―
2度と正気には戻れなかった…。
人間と動物の中間の食欲となり
永遠に名古屋をさまようのだ。
そして 分かりたいと思っても分からないので
―そのうち大槻は 考えるのをやめた。
2度と正気には戻れなかった…。
人間と動物の中間の食欲となり
永遠に名古屋をさまようのだ。
そして 分かりたいと思っても分からないので
―そのうち大槻は 考えるのをやめた。