前回、鷲巣麻雀の激闘から3年が経過。
アカギは御川の弥城組で手本引きに興じていました。
そして言わずもがな、その博才は比類なき物。
天に唾する無謀な賭けも、当然のように成しえるのでした。
アカギの爆勝に賭場は歓喜。
通りで乗った参加者たちは一様に感謝し、アカギへ少額ずつ見返りを渡しました。
しかし・・・
アカギに乗った者たちの配当と合わせれば約2000万円。
つまり、胴は現在の価値で2億円をこの一戦だけで支出したことになります。
この時点で、弥城組の軍資金は僅かに5,60万を残すのみ。
胴は明日も同時刻に開帳することを約束し、早仕舞いを詫びるのでした・・・。
せっかくの大勝の流れですが、資金が無ければ如何ともしがたいですね。
参加者たちは渋々賭場を後にしますが・・・
しかし、この流れはいわば必然。
その時アカギは、静かに笑みを浮かべていました。
そして半ば強制され、今晩は組で泊まることに。
しかし、それは大金を抱えたまま組に囲われるという事。無事に一夜を過ごせるとは・・・とても思えないな。
アカギもそれは承知した上での同意なのでしょう。
ひとまず暇を潰したいと、組を離れて付近の港へ釣りに出かけました。
治は楽しげに今日の奇跡に浸りながら、出禁にしなかった弥城組の対応の甘さを語りました。
博才を褒めちぎる治に対し、強いはともかく、上手くはないとアカギは断言。
夢中になると盆が見えなくなる、典型的盆暗だと自己評価しました。
治はスイチで二度に一度当ててもまだ不満なのかと声を上げますが・・・意味を履き違えていますよね。
しまいには強欲だと驚いていますが、アカギはいちいち指摘するはずもなく・・・。
元々大きく価値観がかけ離れていますからね・・・正直鬱陶しいと思ってそうだな・・・w
それを遠回しに伝える意味もあったのでしょう、
しかし治は今の刺激的なギャンブル旅行から離れたくないとして、再会はその運命だと譲りません。
多分治としては生き死にのリスクも理解して、自分なりに覚悟を持っての同行なのでしょうが・・・やっぱりズレてるよなぁ。
そもそも一度は仲井から釘を刺されて自重したのに・・・せっかく4年前にアカギから200万円を受け取って、勧め通りに商売などは始めずギャンブルに注ぎ込んでしまったのかな・・・。
そういえば・・・アカギが他者と深くつながりを持たないことについて、天は心に弱さを生むのを恐れているからと話していました。
今回もその辺りの理由が当てはまるのでしょうが、アカギが治のようなコミュ力を欲しているとは思えないな。
それも天やひろゆきとの関係のように勝負師同士としてならともかく、一方的な追っかけで馴れ合うのは違うよね・・・。
これは少し治の印象が落ちたな・・・以前はあったはずの良識がどこか欠けているというか、単なる尊敬や崇拝ではない気がする。
そうこうしていると、アカギの竿にカワハギがヒット。
治は針を外しますが、その間に事は起きていました・・・!
接近する人影、その数5名。
これこそ、アカギがブレーキをかけられぬ性格を悔いている理由でした。
果たして如何に切り抜けるのか・・・気になりますが、この組員たちが強硬手段に来たとは限らないよね。
本当にその気であれば何か武器を手にしていていいですし、人目に触れる危険を考えれば組の屋敷から出さずに問答無用で執行するはず。
何か頼みがあるのか、知らせを伝えに来たのか、いずれにせよ急用であることは間違いない。
・・・まさか、鷲巣から連絡が入ったとか?
それは分かりませんが、ここで暴徒を撃退しても話はそれで終わり。因縁を残すだけで先に繋がりません。
残り4話と考えると、この手本引きでの大勝はラストエピソードへの誘引・・・相応しい時と場へ至るきっかけになるのかな・・・。
次回が気になる・・・!
※アカギ公式のキャラクター診断がリニューアルされました。
http://www.takeshobo.co.jp/sp/akagi/shindan.html
前回の結果は仰木さんでしたが、今回は・・・
「麻雀が得意である」に○と答えたのは私の実力からしてかなりグレーではありますが、これは嬉しいな(⌒▽⌒)
確かに、最近は悩みを一人で抱え込むことが多いかも。積極的に他人を頼ってみるか。
というか、ラストの「地獄に行ったことがある」は露骨に鷲巣用の質問でしょ・・・? ○で答えられる奴がいてたまるかよw