アカギ EPISODE293 感想 ~雨上がりのウイニングラン~ | ツェーイーメン ~福本漫画感想日記~

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(6回戦オーラスに至るまでの簡単な流れ↓)

http://ameblo.jp/fake-or-bluff/theme-10093607504.html

南家・アカギ65800点 血液-2300cc (実質-1800cc)

北家・鷲巣104800点 血液-1900cc 失った資金・6億円

6回戦・南4局


ドラ表示牌西 (ドラ

裏=鳴き等による巡抜け 裏裏=暗槓


赤木(南)



南ポン


暗槓南三索



安岡(西)



裏東


裏


東


鷲巣(北) ※現在切り番



裏裏裏裏東


裏裏裏裏


  


鈴木(東)



裏裏一筒裏裏    


八筒裏裏裏


一筒

※PC向けの表示なので、スマホ等ではズレが生じます。


鷲巣はツモにより、鈴木との連係による和了(↓)が確実となりました。

oror

同時に決定したアカギの死に絶望しましたが、ここで曲げては勝負、アカギ、そして自分の運命に対する冒涜。

その先には抜け殻の人生があるばかりだとしても、鷲巣にはただ執行する選択肢しか残されていないのでした。


互いの命を賭けた博打!

ついに決着の時!


え!19年間降り続いていた雨が止んだのか。個人的には結構な衝撃だ。

若干空も明るくなり始めたように見えますし、ナレーションの通り・・・とうとう決着の時が近づいてきたのですね。


虚無感に襲われることも含め、勝負とは不自由なもの。

鷲巣自身の意志や感傷など、勝負の定めに比べればちっぽけ。ここで和了へ向かうことは、この状況で曲げられぬ法則なのです。


決心した鷲巣は不要牌のに手をかけますが・・・ここで異変が起こります!

ええ・・・w そんなバカな(・・;)

心情的には分からないでもありませんが、ついに理論的・精神的・心理的の要素の枠さえ飛び越えて、物理的に牌を切れないところまで来たか。

本当に、考えうる中でのあらゆる引き伸ばし方を見せてくれます。


それでも、苦心しながら何とか牌を倒すことには成功した鷲巣。ウイニングランを進めたいところですが・・・牌は巨石のごとく不動のまま。

トンデモ理論すぎるw 傍から見ればとんだ茶番ですよ。

まず墓石を動かす行為はアカギ殺しには繋がりませんから、比喩としてもおかしくないか?


それでもアカギに止めを刺すため、鷲巣は執念でを河に運びきりました。

そして白服たちの大声援を背に、鈴木は打

遂に決着へのコンビ打ちが動き出します・・・!


場の空気にも押され、安岡は既に観念。役に立てなかった自らの不甲斐なさを呪いました。

そして同じ絶望の渦中にいるアカギに目をやりますが・・・

まっすぐ前を見て

静かに逝こう・・・と


いやいや、安岡さんは最もアカギとの付き合いが長いのですから、最後まで信じないでどうする。アカギのいかなる苦境でも営為を紡ぐ信念を、最も知っているのは貴方でしょ('-'*)


それに・・・このオーラス、安岡さんはアカギに清一色の材料を3度鳴かせていますし、潰しのツモも決めています。十分貢献していますよ。過去の失態はアカギも責めていませんし、自分を卑下する必要は全くない。

それでなくても、安岡さんにとって最大の見せ場が訪れるのですから・・・気持ちを切らしちゃダメだよ。


鷲巣は鈴木の切りを受け、当然ポンしたいのですが・・・なぜか動かず。

いや、動けず!

懸命に2枚を倒そうとしますが、先ほどの以上の重さがその行為を阻みます。

脂汗混じりの苦悶の表情を浮かべる鷲巣に、安岡や仰木は困惑。

岡本は必至の声援を送りますが・・・果たして鷲巣は圧力を打ち破り、鳴きを進めることができるのでしょうか。


まさかポンの過程で見えない障壁にぶつかるとは思わなかったな。

これでは安岡がを鳴いて鷲巣にを掴ませるまでもなく、今すぐにアカギがツモってしまえばそれで済むこと。鷲巣の和了は次巡以降に持ち越されます。

しかし・・・285話でアカギはもう次巡が回ってこないと直感していますから、その予言は守られるはず。アカギとしても鷲巣は一目置いている存在ですし、鳴きの横槍を入れて間隙を突く勝ち方は本意ではないでしょう。

紆余曲折はあれど、鷲巣はこの姿なきプレッシャーを乗り越えるはず。


そう考えると、鷲巣がまずを切ったのは幸運でした。安岡はまだ鳴きの手筋を発見していませんから、もしも鳴けるが出ていても見逃していたことでしょう。

アカギは当然気付いていますが、恐らく目の前の現実をただ受け入れるのみ。安岡に直接指図しないと思うので、やはり早くポン材に気付き、最後の可能性に託す準備を整える必要がありますね。


鷲巣の精神推移にも注目したいですが、現時点で全ての命運を握っているのは安岡。もう一度、神ってる貢献を見せてほしいですね(・∀・)


そして・・・来たる2017年は、福本先生が鷲巣麻雀編の決着が訪れると公言された年になります。今のペースを考えると正直微妙ではありますが、予断を許さない最後の駆け引きが繰り広げられることでしょう。

私も全力でその死闘の行方を見守ろうと思います(⌒▽⌒)


最後に・・・2016年も閲覧やコメント等、当ブログへの応援を頂きありがとうございました。来年も福本作品への感謝を忘れずに、マイペースに更新し続けます。\( °∀° )/