うれしい便り
こんにちは、時々当直する助産師です。赤ちゃんが安全に産まれるよう、手を尽くすのが私の仕事です。私はこの仕事を愛しています。新生児の啼き声を聞くとき、尊くて、命の誕生に奇跡を感じます。
ある日、私は産院の受付で一通の手紙を受け取りました。差出人は私が以前に担当した妊婦さんでした。彼女は高齢出産で、不妊治療を経てやっと授かった赤ちゃんでした。
分娩は第1期が長く、遷延気味で、少し大きめの胎児でした。私は彼女を励まし、子宮口が開き胎児の頭髪が見えるまで一緒に乗り越え、分娩台に上がってからは、呼吸を合わせながら、無事に元気な男の子を取り上げたときは、産婦の涙にもらい泣きしました。

手紙には、赤ちゃんの写真と一緒に、感謝の言葉が書かれていた。彼女は私のおかげで母になれたと言ってくれました。それは助産師冥利につきます。生後2か月になった赤ちゃんはすくすく育っていて、話しかけに呼応して笑顔を見せるようになり、とてもかわいいと綴られていました。
胸が熱くなる手紙でした。私はただ仕事をしただけだと思っていましたが、彼女にとっては私が大きな支えになっていたのだと感じました。これから返事を書きます。母児の幸せを祈っていることと、この手紙に励まされたことを伝えます。私はこの仕事をしていてよかったと思いました。
