3月24日(木)
今日は物資運送に自前のバスを提供してくれている
『車工房』代表の工藤さんの友人に物資を届けながら被災地を巡った。
初めの目的地は≪多賀城市≫
市内に入ると・・・正直、たいした被害はないのかな
と思いつつ、友人の職場へと向かう。
国道から右折して向かうと・・・・
一気に世界が変わる
道路の左右に車が並び、ガソリン渋滞かな
・・・よく見ると車がつぶれていたり、ガラスが割れていたり
津波がここまで来たのか
工藤さん友人のは、なんとか津波の被害は逃れたが
アパートがあるので避難所には入れない。
食品、ガソリン、衣類の購入は簡単ではなく困窮していた・・・
事前に要望のあった物資を渡し、『もっと困っている友人宅に行って欲しい・・・』ということで
目指すは≪東松島市大曲≫
塩釜、松島を通り・・・
東松島大曲地区に到着
工藤さんの友人の友人宅に到着
「物資は何が要りますか?」
「私たちは大丈夫です!!もっとお困りの方に持って行ってください!」
この地区も一部を除いて、ライフラインはすべてストップしていて
決して楽ではない状況で、人を思いやれる気持を持つ温かい方でした。
尊敬します
周辺の話を聞くと、被災しても二階が使えたり、何とか家が残った住民は
避難所には入れないらしい。
避難所は比較的物資が届き、楽ではないがなんとか生活できている。
一番大変なのは避難所に入れない近隣の住民の方々だと・・・・
食糧がなくなり避難所に食料をもらいに行っても、避難所の物だからあげれない
または、避難所で余ったものを順番でもらっていたり・・・
実際、最後に物資を届けた小学校での出来事
避難所本部に食料を分けてほしい!!と近隣の方か来られた
分けることができない!!と断られ、紙に連絡先を書いていた。
その最中、搬入されてきた大量のお弁当が通過・・・
何だか矛盾を感じた。
避難所にいる方も確かに困っているが
避難所に入れない方で困っている方もたくさんいる
この現象は決してこの地区だけだはないはず
これが、被災地のリアルな現状ではないか
皆様から届けられた物資をもっともっと有効に運搬する方法を考えたい
最後に大曲地区の海沿いを走ってみたときの画像
これは海ではなく田んぼだった所に津波が来た後の画像
海岸沿いの住宅地の画像
津波に襲われた学校の教室