2016年にオスグット・シュラッター病について書いてますが、書き直します。
どこまで書くかな・・・
スポーツ活動が活発化すると激増します。
当院でも、4月から今月(5月中旬)までで、オスグット・シュラッター病による新患が2桁。
いや、本当に多い。
来院までの期間も様々で、1週間前から痛いのはまだいい方で、中には3年前とか普通にあります。
当院への来院が遅い理由が、大体これ。
①当院を知らない
➁他院で施術を受けていたが回復しなかった(施術の長期化含)
③成長痛だと思って放置
まず①に関しては、もうこれはスミマセンと謝るしかないwww
いや、宣伝・広告足りずに申し訳ないwww (m´・ω・`)m ゴメン…
➁と➂、これは患者様やその周りの方だけではなく実際に整形外科や接(整)骨院などの医療機関、整体などの無資格施術者など多くの原因を抱えています。
これが大問題。
➁の回復しない理由は、医療機関がオスグット・シュラッター病を「成長痛」と誤った説明(情報発信)している場合、積極的な回復が行われていません。
又、積極的に行っていても、そもそもオスグット・シュラッター病に対する知識と経験が足りていない為、「全然良くならない」となってしまっている場合も。
➁で誤った情報発信があった場合に、又それを耳にしたことがある場合に③が起こる。
どちらにしても選手(患者様本人)にとっては不幸です。
で、オスグット・シュラッター病です。
3年前の記事の画像ですが、当時高校1年生女子バドミントン選手。
膝蓋骨(膝の皿)の下、脛骨粗面部の骨隆起がハッキリとわかります。
当時は膝を屈曲(曲げる)際に疼痛強度となっていました。骨隆起部の圧痛もあり。
このオスグット・シュラッター病ですが、まず大前提でいくと「成長痛×」であり「成長期のケガ〇」です。
発生原因ですが、過度のスポーツ活動等により大腿四頭筋(太もも前)のコンディション低下を招き、大腿四頭筋の牽引力が強くなり過ぎることにより、膝蓋骨を包む膝蓋腱が強く牽引され脛骨粗面部に痛みを発症するというもの。
つまり、オスグット・シュラッター病は痛いのは脛骨粗面部であっても、原因は大腿四頭筋にあり、同部の問題を解決しないと痛みは治まらないという事です。
これ成長痛だから付き合っていくしかない→×
痛いところに電気かける→×
ツボ押し→×
痛いところとその周囲に鍼→×
膝蓋腱をマッサージ→×
答え言ってしまった・・・ ( *´艸`)
安静を指示されることもあります。
安静は重要ですが、安静だけではダメです。
「安静にし且つ適切に治療する」
当たり前の事ですが、やれていないから痛みが取れない。
本日の、オスグット・シュラッター病の患者様は・・・