関係性にワークする その2 | Asami KUMIKOの煩悩菩薩

関係性にワークする その2

カウンセラー養成講座のベーシッククラスが最終回を迎えた日曜日。


早速、私が経験した家族コンステレーションのワークをしました。


ベーシックの仕上げに相応しい深いワークができました。


許可をいただきましたので、ワークの内容をシェアしたいと思います。



娘さんとの関係性をワークしたいと決めたMさん。


Mさんは、客観的に見ていただき、受講生さんたちにそれぞれMさん、お嬢さんの役をやっていただきます。


Mさんは、お嬢さんと真正面ではありませんが、少し角度がある顔が見えるかなり近い位置に立ちました。


お嬢さんに聞きます。どんな感じですか。


「圧迫されているような感じ。ちょっと窮屈。プレッシャー?そんなに見つめなくても。。。」


Mさん自身は、そう言われて、ギク!


「娘が見えてるから安心。」とMさん役。


では、お嬢さんは、どこに居たら心地よいでしょうか?


すると、少し距離を取り、L字型のような位置で、落ち着きます。


「ここならいいです。


お母さんが見えるし、お母さんが自由に動ける。


お母さんは、もっと自分自身のやりたいことを見て欲しい。


お母さんの未来を見てほしい。」



Mさん役の方は、位置が変わりましたが、どんな感じですか。


「自分の未来が開けたような感じです。


見通しが良く、自分のやりたい道が開けた感じです。」


といい、少し沈黙が流れたそのあとに続けて


「でも、寂しいです。。。。


なんだか、娘が遠くに行ってしまうようで、子離れをしなかればならない、


わかっているんです、わかっているんです、


だけど、もっと娘を見ていたい、関わりたい、関わっていたい。。。。娘と。。。」


と涙を流しました。



それを見ていたMさん自身も涙を流していました。


お嬢さんは、そんなお母さんを見ていて、何を感じますか。


「私はいつもお母さんを見ている。


だいじょうぶ、お母さんと私は、つながっている、それを感じているから。


だからお母さんは、好きなことをして、輝いてほしい。」


お母さんに、何かしてあげたいことはありますか?


「後ろから肩を抱いて、『お母さん、だいじょうぶだよ』と言いたいです」


というところで、Mさんと代役を入れ替えました。


Mさんの肩にお嬢さん役の方が優しく方を抱き、


「お母さん、だいじょうぶだよ」


と言いました。


Mさんは、自分の未来へ向かいたい気持ち、


そして、子供たちが巣立っていく寂しさ、そして、娘の温かさを感じました。


深いつながりを感じ、ワークを終了しました。


この自分自身の気づき、そして、ワークに参加したすべての人に何らかの気づきを起こしたでしょう。


私も、涙をこらえられなくなりました。


自分自身の人生、そして、母として、愛し、愛されていることをもっと信じよう。


そう思えたワークでした。


受講生のみなさん、とても素晴らしいワーク、ありがとうございました。