関係性にワークする | Asami KUMIKOの煩悩菩薩

関係性にワークする

朝水久美子のLove・Heart・Life


スティーブ先生。


オーストラリアにあるノーザン・リバーズ・ゲシュタルト研究所の設立者兼所長で、


オーストラリア国家認定のカウンセリングプログラムを提供していらっしゃるオーストラリア心理療法界の第一人者です。



こんなに身長差があるのよ!


傍に居ると、呼吸が穏やかになります。


そういう方です。


先生は東洋の瞑想などに精通していらっしゃって、たぶん、私の英語力があれば一晩でもお話できそうな感じです。


著書のタイトルを拝見しただけで、つながるものがありましたもの。


早速購入して、頑張って読みます。(英語なので!チャレンジ)



たぶん、昨日の記事では、何がなんだかわからなかったと思いますので、


わかりやすい例を用いて、ご紹介しますね。



まずは、私自身が体験したワークから。


ペアのワークです。


私は、夫との関係性のワークを選びました。


そこで、私は、私を感じます。


お相手の方に夫になってもらい、普段私たちはどのような位置関係なのか、立ってもらいます。


どのような距離、向き、場所など、「いつもこんな感じ」というしっくりする位置と向きで立っていただきます。


私たち夫婦は、対面していました。


しかもかなり近めの位置。


その時の自分の身体の感覚、体感覚に意識を向けます。


心の状態も、感じます。


心地よいのか、良くないのか、身体に緊張はないか、固くなっている場所はないか


どこかに違和感は感じないか


感情はどんな感じなのか、という具合に


理屈抜きで、感覚に集中します。


すると、私が感じたのは、


「こんなに24時間365日ずっと見ていられて、窮屈だな。


私を見ていないで、自分の好きなところをもっと見てほしいな。


何を見たいんだろうな。


とにかく、彼の後ろに行きたい」


という感覚だったので、そうしました。


すると私は、


「ほっとして。力が抜けました。楽になった。」


すると彼は、


「目の前に居なくなって、すごく心細い。見えない。寂しい、とにかく不安だ」


と言いました。


あまりの不安感から、そわそわするような落ち着かないエネルギーを発していました。


ほんの少し、私はそのまま彼の後頭部を見ていました。


すると今度は、「安心したけど、ずっとこのままで居たい訳ではないな。」と感じていました。


相手は、とにかく私の様子を確認したいらしく、身体を斜めにして、私の方を向きます。


そして、もっと心地よい位置はどこだろうと確かめながら、私は動きます。


すると彼の左側に並んだ場所に落ち着きました。


そこに居ると、彼が視界に入り、なおかつ自分の視界も広がっています。


私の前に彼が居ないので、世界が広く見渡せます。


私の右側に彼の温かさも伝わってきて、とても心地よい感じがしました。


彼は「すごく落ち着くよ。左側に温かさを感じるし、自分が見たいところも自由に見える。


すごくいい。驚くほどの感覚の変化を感じています。」と身体で、言葉で伝えてくれました。


実験的に左右を入れ替えましたが、彼の左に私、という位置が一番落ち着くことを確認できました。


ワークが終わり、短いシェアをしましたが、彼は泣いていました。


「普段、いつも居てくれる人が見えなくなるということは、


どんなに心細いことか。不安でした、すごく。


でも、隣に来てくれた時の感情。。。安心した。。よかった。」


その話を夫に話したら、


「俺のかわりに泣いてくれたんだね。」


と微笑んでいました。


私自身、彼に見られているということに気を取られていましたが、


実は、私が彼の不安を察知しすぎて、


私が彼のことが心配で


私が、立ちはだかっていた」


と感じました。


二人の心地よい関係性について、改めてアタマではなく身体とエネルギーで理解することができました。


そうすると、二人の間に流れるエネルギーの質も量も変化します。


きっと、私たち夫婦は、また成長できたのかもしれませんね。


とても興味深い、パワフルなワークでした。