東電福島原発汚染水、梅雨入りで大幅増か | あなたの心に届ける詞

東電福島原発汚染水、梅雨入りで大幅増か

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-ML2TY06TTDSO01.html

東電福島原発汚染水、梅雨入りで大幅増か-海洋放出懸念も

  4月12日(ブルームバーグ):地下貯水槽からの放射能汚染水漏れが相次いだ東京電力 福島第一原発では、梅雨に入れば汚染水の大幅増が見込まれ、専門家からは保管容量を超えた汚染水の海洋放出を懸念する声が出ている。東電は相次ぐ汚染水漏れを受けて、地下貯水槽での貯蔵から地上タンク処理へ切り替える方針を決めたが、6月の梅雨入りまでに残された時間は少ない。

福島第一原発では先週末から7つの地下貯水槽のうち3つで漏えいが確認されている。地上タンクの容量が限られる中、汚染水の保管は限界に近づきつつある。敷地内には約28万トンの汚染水がタンクに貯蔵されている上、地下水の建屋地下への流入によって日量400トンのペースで増加している。

旧原子力安全・保安院の意見聴取会のメンバーとして福島原発の中長期の安全確保対策を評価した九州大学の工藤和彦特任教授は現在の状態を「井戸」に例え、「井戸を空にするためにいくら汲み上げても周りからしみ込んでくる。むしろ汲み上げるほど水位が減り、地下水が入り込みやすくなる側面もある」と指摘した。その上で、汚染水保存のためにタンクの増設を急ぐ一方、地下水の流入を止めるなどの根本的な対策をとるべきだとの考えを示した。

海洋放出も選択肢
工藤氏は多核種除去設備「ALPS」を使うなどして放射性濃度を国の排出基準値を下回るレベルまで下げた後に海洋に放出することも選択肢の一つとしてあり得ると述べた。
東電の広瀬直巳社長は10日の会見で汚染水の放出の可能性について問われると、「しっかりと管理して、決して汚染水を簡単に海に出すことは、ゆめゆめない。あらゆる手段を使ってしっかり管理する」と述べた。東電は福島原発中長期ロードマップの中で「汚染水の海への安易な放出は行わない方針」を示している。

原子力資料情報室共同代表の伴英幸氏はブルームバーグとのインタビューで、「いつまでも400トンずつ増える汚染水を貯め続けることはできないのは目に見えている。だから東電としても放出しないとは言えない。言ったらうそになる。だから『安易な』という言葉を使っている」と説明した。

東電が昨年5月に発表した試算では、2011年3月11日の福島第一原発事故により同月末までに大気中に放出された放射性物質は、ヨウ素換算で約90万テラベクレル。これは史上最悪とされチェルノブイリ原発事故の約17%に相当する。
海洋に放出した放射性物質はヨウ素が1万1000テラベクレル、セシウムが7100テラベクレルと試算されている。
11年8月にサンディエゴ沖合で捕獲されたクロマグロ15匹から通常の10倍の放射性セシウムが検出された。専門家は12年5月に発表された研究の中で、福島第一原発から放出された放射能の影響だと結論付けた。

きれいにしても放出はダメ
福島県漁業協同組合連合会の中田研二氏は、風評被害が拡大する恐れから、「汚染水に関してはきれいにするという話があるが、われわれはきれいにしても放出は駄目だという立場だ」と語った。
今年3月30日から試運転を開始したALPSは、東電の説明によると62種類の放射性物質を取り除くことができるが、トリチウムは依然残るという。

行き場のない汚染水を貯蔵するため、東電は3月5日までに32万トン分の貯蔵タンクを設置。ロードマップでは、15年中頃までに、その倍以上となる70万トンの貯蔵容量が必要になるとみていた。
合計5万8000トンの容量がある地下貯水槽はこれまで汚染水保管の切り札とされていた。今回起きた漏えいの原因はまだ特定されていない。
八戸工業大学の地盤環境工学を専門とする熊谷浩二教授によると、三層の防水シートで覆う構造は廃棄物処分場でも使われるもので、「高い技術と費用を使ってきちんと作っている」印象を受けたという。その上で、漏えいの要因として点検や事前試験の不備の可能性が考えられるとの見方を示した。
東電は今後、地上タンクの増設を急ぐ考えだが、原子力資料情報室の伴氏は、それらも2、3年たつとボルトで止められた部分などから漏えいする可能性がある、と耐久性に疑問を投げかけている。

伴氏は東電の対応について「後手後手の対応になっている。これまでの対症療法的なやり方を根本的に改めないといけない」と批判した。

経産省、汚染水対策委員会を設置
経産省は12日、汚染水処理問題の解決策を検討する対策委員会を設置すると発表した。有識者などを交えて地下水の流入抑制やトリチウムの処理方法について検討する。

(参考)
http://radiation7.blog.fc2.com/?no=1899

福島原発「汚染水の貯水池」街のゴミ処理場と同じ造り―専門家「漏れるの当然」(4/11 J-CAST)

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今までの経過では すべてが後手後手にまわっている
まずは 爆発から始まり その後は停電、水涸れ、汚染水漏れ、タンクが足りない~~

それに 福島にすむ人びとへの 重要な知らせさえ 伝わっていないようだ
この状態で 何十年と綱渡りか・・・

作業員もそうそう いるとは思えない
まして 専門的技術を持った人も 年を取るのは当たり前
いま生まれた人間が 50才になって 日本がどうなっているのか??
もう 未来の大人たちへ確実に負の遺産を作ってしまった

さらに 再稼働と言われ 今朝のように震度6の地震がおきたら
地震大国日本は 終わりだ

それにしても 東電のいい加減な企業の実態が明らかになったのに
責任を問わない政府

明るい光はどこにあるのだ!!