韓国の原発 緊急停止 | あなたの心に届ける詞

韓国の原発 緊急停止

韓国原発また緊急停止 ひと月で3基目
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 韓国の慶尚北道にある蔚珍(ウルチン)原発で23日夜、1号機の異常を知らせる信号が点灯し、原子炉や発電用のタービンが緊急停止した。運営する公営企業・韓国水力原子力などが原因を調べているが、外部への放射能漏れはないとしている。

 韓国には4カ所に計23基の原発があるが、この1カ月で、霊光6号機(全羅南道)、新月城1号機(慶州市)が電気系統の故障などで緊急停止した。

 一方、今月、再稼働した古里(コリ)1号機(釜山市)をめぐり、国会で検査データの捏造(ねつぞう)疑惑が浮上。相次ぐトラブルも重なり、脱原発を求める環境団体は「政府や運営企業は原発の安全性を強調するが、信用できない」と批判を強めている。(ソウル=中野晃)


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(参考)
韓国の原発が事故を起こしたら??


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ーーーーーーーざまあみやがれからーーーー


蔚珍原発で伝熱管が損傷・・・「安全に問題なし」=韓国
2011年12月01日09時06分

[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

慶尚北道蔚珍(キョンサンブクド・ウルチン)原子力発電所4号機の伝熱管3800個余りが損傷したことが明らかになった。伝熱管は原発の蒸気発生器内部の熱を伝達する管だ。破損した場合には外部の空気と水などが放射性物質に汚染される可能性がある。

原子力発電所側は問題になった伝熱管のうち900個余りは閉鎖し、残りは管内を補強する再生作業を行っている。原発関係者は、「摩耗した管をふさげば安全に大きな問題はない」と話した。


引用元:http://japanese.joins.com/article/054/146054.html?servcode=300&sectcode=300

=====(記事引用ここまで)

「摩擦した管をふさげば」

という表現が気になります。「ふさげば」ということは穴が空いていたのでしょうか。それとも不適切な日本語訳なのでしょうか。

ちなみにウルチン原発の場所を表す地図は、こちら。
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ウルチン原発の事故を日本のメディアは次のように報じています。

=====(報道引用ここから)

http://youtu.be/Ughn_15s0Fc


『問題が明らかになったのは韓国東部にある蔚珍原発4号機で、韓国水力原子力会社の説明によりますと、タービンの回転に必要な蒸気を発生させるための装置の内部にある伝熱管、およそ16000本のうち3800本余りが磨り減り細くなるなどしていました。

この伝熱管がひび割れたり破断したりした場合には放射性物質に汚染された水が漏れ出す恐れがあるということです。

しかし、原発の整備期間が来年まで延長されたことを不審に思った地元メディアが先月末に報じるまで、この事実は公表されていませんでした。

会社側は来年4月までに伝熱管を交換し運転を再開するとしています。この原発では9年前に今回と同じ4号機で伝熱管が破損し、冷却水が漏れる事故がおきているほか、今年10月には、6号機で一部の装置が故障し、原子炉運転が停止する事態がありました。』

=====(報道引用ここまで)

先ほど記した韓国の報道に僕が疑問を持った箇所は、

『磨り減り細くなるなど』

という表現になっています。「など」という表現に込められている意味はなんでしょうか。

情報の正確性についてメディア側が自信を持てないから「など」という表現でごまかしているのでしょうか。

それとも意図せず曖昧な表現になっているのでしょうか。だとすれば、TBSは報じる言語が劣化しているということになります。意図的に「など」という言葉を用いているのであれば、「意図的にごまかそう」としていることになります。

細かいですが、こういう所は正確に読み取っていきたいものです。

さて、韓国でも、福島原発事故の影響で原発への監視の目が強くなっているのかもしれません。もし地元メディアが情報を手に入れて報じなければ、明るみにならなかったということでしょう。

ちなみにWikipediaで「蔚珍原子力発電所」に関する項目がありました。そこから、各号機に関するデータを引用します。

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蔚珍1号機 1988年9月10日 加圧軽水炉 (PWR) 95万
蔚珍2号機 1989年9月30日 加圧軽水炉 (PWR) 95万
蔚珍3号機 1998年8月11日 加圧軽水炉 (PWR) 100万
蔚珍4号機 1999年12月31日 加圧軽水炉 (PWR) 100万
蔚珍5号機 2004年7月29日 加圧軽水炉 (PWR) 100万
蔚珍6号機 2005年4月22日 加圧軽水炉 (PWR) 100万

引用元:蔚珍原子力発電所 - Wikipedia

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蔚珍(ウルチン)4号機は、建設から今年の12月31日で12年という、決して老朽化が進んでいる原発とは言えません。

その老朽化が進みすぎているとは言えない、蔚珍4号機が、9年前に伝熱管の破断による冷却水が漏れる事故を起こしているわけです。定期検査におけるチェックがぬるくなっているのではないだろうか。

日本でも(ちょっとどこで読んだか不正確な情報ですが)、定期検査において、線量が高そうな地域は、検査業者が検査せずに「検査した」とするケースがあるそうです。検査する方の身になって考えれば、そんなところ立ち入りたくないという気持ちになります。しかしそれでは原発の危機管理はできないわけです。

実際に、2004年に、福井の美浜原発において、建設から一度も検査しなかった配管が破断した事故がありました。

=====(数カ所部分引用ここから)

『2004年8月9日午後3時半頃、通常運転中の3号機二次冷却系の復水系配管が第4低圧給水加熱器と脱気器との途中で突然破裂し、高温高圧の二次系冷却水が大量に漏れ出して高温の蒸気となって周囲に広がった。』

『炭素鋼製の直径55cm、肉厚10mmの配管の内面が腐食などによって減肉し、事故当時は肉厚1.4mmにまで減肉していた。150℃10気圧という運転圧力と流体振動に耐えられずにこの部分の上側を起点に大きく破裂したと考えられる。』

『本来は肉厚4.7mmまで減肉してしまう前に予防措置をとるという内部規則があり、1989年には配管を検査し1991年には取り替えることになっていたにもかかわらず、担当者が忘れていたために、この個所は稼動以来一度も点検さえ行われていなかった。』

※引用元:美浜発電所 - Wikipedia

=====(部分引用ここまで)

ちなみにこの事故は「死亡5名・重軽傷6名」という被害者を出しました。

この美浜原発の事故は「復水系配管」の減肉が原因です。

韓国の蔚珍の事故は「蒸気発生器内部の伝熱管」の減肉が原因です。

現在進行中の福島原発事故でも配管の破断が報じられていました。これは地震によるものでした。

いくら圧力容器や格納容器を強固にしたところで、消耗品である配管のメンテナンスがおろそかであれば、そこで事故が起きます。とくに配管はつなぎ目の溶接部分や接続部分の腐食などが起きやすいでしょう。

原発の安全性を語る上で、この「配管」が安全であることを主張する学者や専門家はあまりいないのではないでしょうか。少なくとも僕はあまり聞いたことがありません。「絶対安全神話」という大きな嘘は、「配管の安全性」という細かい場所から目を背けさせる方法だったとも言えそうです。

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っと、勧告がウルチンを含む日本海側の原発を新設するそうですので、加筆しておきます。

韓国、日本海側に原発2基の新設許可 福島事故後は初

 韓国の原子力安全委員会は2日、日本海に面する慶尚北道・蔚珍(ウルチン)での2基の原子力発電所の新設を許可した。東京電力福島第一原発の事故後、新規の建設を認めたのは初めて。韓国政府は原発輸出の「世界3大強国」を目指すことも打ち出しており、原発推進の動きを加速させている。

 安全委によると、2基はいずれも加圧水型軽水炉(出力1400メガワット)で、総工費は約6兆3千億ウォン(約4300億円)。2017~18年の完成を目指す。安全委は同時に、日本海沿いの古里(コリ)(釜山、蔚山市)と、月城(ウォルソン)(慶州市)で建設が進んでいた2基の試運転の開始も認めた。

 現在、韓国の原発は21基で、総発電量の3割超を占める。福島での事故後、韓国でも原発への不安が高まり、有名作家や詩人らが参加する「脱原発」を目指す市民団体も発足した。

引用元:http://www.asahi.com/international/update/1203/TKY201112030330.html

朝日新聞は先日の伝熱管損傷の隠蔽に触れないんですねえ。

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韓国で大きな原発事故が起きたら 西風に乗って 日本へ放射性物質が飛んでくる

図ではよくわからないが 風向きによっては 日本横断/縦断というケースもあるだろう

韓国はまだまだ 反対よりも推進派のほうが勢力が強そうだ

もう 地球規模で 原発をやめ 核を持たないと言う選択をする時期だろう