福島の 日本の現状
usacoさんのブログの転載です 拡散希望
福島のかたからのメールです
これが 今の福島,日本の現状です
みんな 避難したいのは やまやまでしょう
でも 様々な事情があり出来ない人びとが 多く居る
その方達は これからの先を見通しながら 生活をせざるを得ない
だれも 面倒見てくれない 高い線量でも戻ることを許可していく政府はそうなのでしょう
病いになっても 避難しないからと言うかもしれない
検査はしているのだからと逃げるかもしれない
命の重さは 日本では考える価値のないことなのでしょうか??
政府は 一人一人の心を感じようとしたことがあったのでしょうか??
ただ 瓦礫拡散のみ このくらい安全だから! とんでもない!!
下記 メールです
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
日中、近くの小学校の脇を通ったら丁度休み時間で子供達が校庭で遊んでいました。
3月までは立入禁止になっていた鉄棒やジャングルジムの遊具でも子供達が遊んでいました。
鉄製の遊具は錆の部分にセシウムが吸着しやすく高線量を放つ…ということで
2月に父兄のボランティアと先生方で原子力研究開発機構の方の指導のもと除染をしました。
除染は鉄部分を紙やすりでひたすらこする…という地道なものでした。
かなり力を入れなければならず、30人ほどの素人が2時間の作業では効果は見られませんでした。
更に鉄棒の鉄柱もジャングルジムも手つかずでしたので、その後も立入禁止のままだったのです。
親たちの間では“きっと何年も遊具で遊ぶのは無理だね”と話していました。
しかし、年度が替わり遊具は解禁になりました。
ウチの子は卒業してしまったのでまだ在学しているPTA役員をやっているお母さんに事情を聞いてみました。
すると学校から「遊具は線量は高いけれど、それで遊ぶ子供たちには移らないから…」と言われたそうです。
「移らないから…って菌じゃないんだから!」とあきれてしまいました。
するとそのお母さんは「まぁ、その言葉をそのまま信じたりはしないけれど、先生達は屋外活動を行う上で相当慎重に話し合いをしていたみたいだよ」と。
そして、「外に出して欲しい…という父兄の声が大きくなったんだよ」
確かにそれは私も聞いていました。
そういう声は今に始まったことではなく、昨年5、6月のまだ線量の高い時期でさえも窓を閉め切った授業に
「窓を開けてくれ!子供を熱中症にする気か!」
「心配していない家庭と心配している家庭とにクラス分けをしてほしい」
という声が寄せられていたことは校長先生から直接聞いていました。
除染後の2学期が始まると
「いつから外で遊ばせるのか?」「外の体育を早く始めてほしい」という声が出ました。
しかし、屋外活動に関しては校長一任だったこともあり、慎重な校長の学校は屋外活動を自粛しました。
一方、外活動を解禁した学校は秋の運動会を行い、屋外活動も時間を決めて解禁にしました。
それでも、3月までは事故から1年以内…ということで慎重を望む声も多かったこともあり、学校も自粛ムードでした。
しかし、4月になると一斉に解除方向に進みました。
各学校ごとに「屋外活動の予定は事前に親に知らせる」「風が強い日は外に出ない」などの決まり事を作っているようですが…
当初、郡山のいち早い屋外活動解除宣言に対して福島市はもう少し慎重だったようです。
各学校も徐々に、ゆるやかに解除へ…と会議で話していたようです。
しかし、市教委や学校に父兄から
「郡山が解除したのだから福島も解除するんですよね。」
「通常の授業を行ってもらいたい」などの声が多く届いたそうです。
反対の声が圧倒的に多いと思っていたので市教委も学校も拍子抜けした…と聞きました。
当然、反対の声もあがっていますが、去年と比べるとトーンダウンしている感があるとか…今まで意見を言っていた人は年度替わりを機に避難した人が多いのでは…と市役所に勤める父兄も言っていました。
福島市はそれぞれの親の意見を大事にしたい…との事で、外で活動させたくない家庭や給食を食べさせたくない家庭については理解を得られるように伝えながらも、各家庭の方針を認めていく事は申し合わせているようです。
さらに屋外活動通常化を求める声を強力に後押ししたのはこのところマスコミで多く取り上げられている福島県の子供達の体力低下です。
「この先何十年か後に数%の確率で子供に訪れるかもしれないリスクと現在確実に訪れている体力低下のリスクを比べたらどちらがすぐに対処しなければいけない問題かがわかるはず…」との声は実際に我が子の体力低下を肌で感じている親にとっては大きな衝撃だったようです。
ウチの子の中学では新入生の半数近くが屋外活動の部活に入部したそうです。
校庭の線量は上がり始めていますが、子供達は砂埃にまみれて活動しています。
以前から親同士の温度差はありましたが、最近は以前は心配していた人も
「ここで生活すると決めたから」と心配することをやめたり、あきらめた人が増えたように思います。
“文句を言うなら出ていけ!残るなら何も言うな!”という空気がある…と感じる事が多くあります。
対行政や学校…というよりも対父兄という強大な壁があるかな…と。
心配する親、心配することをあきらめた親、全く心配していない親…
それぞれのベクトルが違って反目したり敵対する場もあるかもしれません。
しかし、それぞれの思いを抱えながらもここ福島で共存していかなければいけない。
そして、役所や学校や幼稚園、保育園で働く人たちも同じ市民として悩み苦しんでいます。
先日、以前勤務していた保育園の園長と話をしてきました。
現在は外活動を自粛していて狭い遊戯室の中で工夫して遊ばせているそうです。
しかし、早く外に出してほしい…との声が日に日に増えているのだとか…
「夜、なかなか寝ないのは外遊びができないからではないか?」
「最近、暴力的になってきてストレスが溜まっているようなのでウチの子だけでも外遊びをさせてほしい」
「五感の成長を促すためにもこの時期に外遊びをさせてほしい」などなど。
そして一番こたえるのが…
「かかりつけの小児科の○○先生は外遊びをしてもいいと言った。専門家が言っているんだから外遊びをさせて!」という声。
福島市は小児科の先生が安全だという事で講演会をして回りました。
ブログでもその意見を発信しています。
親はかかりつけの先生の言う事なら安心…と思っています。
また、心配を抱えていても安心材料が欲しい親にとってはかかりつけの先生の意見は天の声です。
それを言われると園長は言葉に窮してしまうそうです。
外遊びをさせてあげたい。
いったい、数値がいくつなら安心して外に出せるのか…
安全値が不確かな段階で預かっている大切な命を危険にさらしてもいいのか…
将来、子供達に何かあった時に自分はどう責任をとればいいのか…
毎日悩みながら答えが出ない日々だそうです。
「希望者だけ出せばいい」…との声もあるそうですが
「○○ちゃんは外遊びがOKで△△ちゃんはお部屋にいようね」…というのはとても非情だと。
「でも、ここで暮らす以上いつかは解除にしなきゃいけないんだろうね」…とため息をついていました。
福島で暮らし続ける事…悩みから解放される事はない…ということでしょうね。
2012年4月28日 土曜日 午前11:32
・・・・・・・・・
お疲れ様です。
メールありがとうございました。
是非、拡散してください。
先日はドイツからの支援者にはもるで会い“日本の現実”として伝えましたが
「子供を守るのが親なのに何故土地にしがみついてここで生活するのか理解しがたい」と言われました
。
親はいろんな思いを抱え、ここ福島に残っていますが
“外であそんではダメ”
“給食は食べずにお弁当を持っていきなさい”
“マスクをつけなさい”
どれも子供を守る為に伝える言葉ですが、幼稚園や学校などの外の世界に出て
友達と違う行動をとらなければいけない、矢面に立たされているのは子供自身です。
親は言うだけですが、子供達は我慢したり傷ついて帰ってきます。
しかし、子供達なりに親を思ってなんでもない顔をしています。
外の体育が始まった我が子が「外で体育をやって地面に座らなきゃいけなかったけど、お尻を空中に浮かせて座ったふりをしてきたよ」と言いました。
こんな思いを子供にさせて…親としてやはり失格だ…と情けなくなりました。
親は子供を思い、子供は親を思い…辛いですね。
そして、お互い被害者同士であるはずの親同士や学校の先生、市役所の職員さんなどとも、ぶつからざるを得ない場面に直面します。
市役所職員の知人は仕事で市民になじられる事があるそうです。
しかし、彼も家に帰れば一人の親で子供の被曝に悩んでいる一人です。
なじる市民の気持ちが痛い程わかる…しかしこれは仕事…と板挟みに苦しんでいます。
彼は将来我が子が病気になったらただただ謝るしかない…と今から覚悟をしているそうです。
しかし、仕事を辞める事を選択することは無理。
せめて…と毎週末県外に週末避難させているそうで、金銭的にも大変で
「ついに借金をしてしまったよ…」と哀しそうな顔で話してくれました。
悩む事をやめたお母さんは子供のマスクも外させ、外遊びも解禁にしました。
子供が底抜けの笑顔で遊んでいる顔を見て「これで良かったのだ」と自分に言い聞かせているそうです。
「将来、病気になるかならないかはわからないけれど、ここで暮らすなら短い人生になろうとも思いきり笑顔で走り回る子供本来の姿を取り戻してあげるのが一番だと思う」と話してくれました。
見えない相手と戦い、先の見えない事と戦う…それはとてつもなく大きな労力と心の痛みと経済的損失が伴います。
人はいつまでも我慢を続けていくには限界があります。
残っている者同様、避難して行った人達も多くのものを失い、今なお苦しんでいる人がたくさんいます。
もう、個人レベルでこの状態を続けていくのは無理なのだと思います。
国レベル、世界レベルでの福島の子供達救助作戦が必要なのかな…と思います。
昨年の4月25日の『子ども福島』設立準備会の時に
「30年後、50年後、100年後に子供の身の上には何事も起きていなくて“昔、みんなで大騒ぎしたね…でも何もなくて良かったね。アッハッハッ~”と笑える将来が来るといいのにね」と話してました。
今でも本当にそう思います。
そう思える日が来ることを信じながら、我が家で子供にしてあげられる最大限の事だけはしてあげたい…と思っています。
ですから、連休は保養に出かけます。
2012年4月28日 土曜日 午後9:19
・・・・・・・・・・・・・・・・
福島民報(ネット)に「屋外活動制限を解除 郡山」の記事がありました。
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2012/04/post_3616.html
「郡山市教委と同様に南相馬市教委も今月から屋外活動の制限を解除した。
このほか、二本松市教委も解除を検討している。」
東日本大震災:南相馬市教委、屋外活動を再開へ 鹿島区の幼稚園など、1回30~60分限定 /福島
毎日新聞 2012年04月29日 地方版
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20120429ddlk07040061000c.html
南相馬市教委は27日、市立幼稚園と保育園の屋外活動を条件付きで再開すると決めた。1回当たりの活動時間を30~60分に限定し、マスク着用やうがい、手洗いを励行する。強風など悪天候の場合は休止、樹木や排水口など比較的線量の高い場所には近づけない。
園庭や園舎、遊具などの除染が終わり、専門家や保護者の意見を聞いて判断したという。小中学校では今年度から屋外活動の3時間制限を撤廃した。
対象は、鹿島区と原町区の幼稚園5園、鹿島区の保育園2園。原町区の保育園は再開しておらず、旧警戒区域の小高区の計5園は再開のめどが立っていない。【高橋秀郎】
singo【脱原発派風来坊】@singo_mpc
@onodekita 【地上1メートルで空間線量0.3マイクロ以上の場所です】→福島真夏日、全国最高31.8度 水遊びに子どもの歓声 福島民報 http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4144&blockId=9967051&newsMode=article
福島真夏日、全国最高31.8度 水遊びに子どもの歓声
2012/04/30 09:32
【写真】真夏日となり、元気に水遊びをする子どもたち=福島市・四季の里
29日の県内は高気圧に覆われ、各地で気温が上がった。福島市では真夏日となり、全国で最も高い31・8度を記録した。4月の最高気温としては明治23年の観測開始以来、3番目に高く、4月の真夏日は8年ぶり。
福島地方気象台によると、各地の最高気温は二本松市29・6度、会津若松市と喜多方市、伊達市梁川29・1度と今年最高を記録し、7月下旬並みとなった。
汗ばむ陽気となった福島市の四季の里では、大型の池で水遊びに歓声を上げる子どもたちの姿が見られた。
30日の県内も高気圧に覆われて晴れるが、上空の寒気や湿った東風の影響で曇る所がある見込み。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
子供たちがどうなっていくのか・・・・・
いのちを、守ってほしい。
なにがなんでも。
福島だけの問題とされている雰囲気。
テレビではGWの行楽情報、バラエティ・・・
今、日本で起きている危機的状況なんて、まったく起きていないかのような演出に、震災津波も、原発事故が起きたことも、過ぎ去った過去のようです。
放射能は1年たってもなくなりません。
原発からは現在も、毎日16.8億ベクレル放出されています。
増えても、減ることはないのです。
事故は終わっていないし、収束のめどもたっていない。
4号機の倒壊の危険性、その他の原子炉も危険な状態は続いています。
安定状態になんてなっていません。
この国で生き続けることに希望はあるのか。
この国の政策に従っていたら、そんなに遠くない将来(将来などといえないくらい近い未来)、この国の人々は滅んでしまう。
広域処理が始まれば、それは加速されます。
本当に恐怖です。
福島の現状は、決して福島の問題ではありません。
これが日本の姿です。
福島のかたからのメールです
これが 今の福島,日本の現状です
みんな 避難したいのは やまやまでしょう
でも 様々な事情があり出来ない人びとが 多く居る
その方達は これからの先を見通しながら 生活をせざるを得ない
だれも 面倒見てくれない 高い線量でも戻ることを許可していく政府はそうなのでしょう
病いになっても 避難しないからと言うかもしれない
検査はしているのだからと逃げるかもしれない
命の重さは 日本では考える価値のないことなのでしょうか??
政府は 一人一人の心を感じようとしたことがあったのでしょうか??
ただ 瓦礫拡散のみ このくらい安全だから! とんでもない!!
下記 メールです
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
日中、近くの小学校の脇を通ったら丁度休み時間で子供達が校庭で遊んでいました。
3月までは立入禁止になっていた鉄棒やジャングルジムの遊具でも子供達が遊んでいました。
鉄製の遊具は錆の部分にセシウムが吸着しやすく高線量を放つ…ということで
2月に父兄のボランティアと先生方で原子力研究開発機構の方の指導のもと除染をしました。
除染は鉄部分を紙やすりでひたすらこする…という地道なものでした。
かなり力を入れなければならず、30人ほどの素人が2時間の作業では効果は見られませんでした。
更に鉄棒の鉄柱もジャングルジムも手つかずでしたので、その後も立入禁止のままだったのです。
親たちの間では“きっと何年も遊具で遊ぶのは無理だね”と話していました。
しかし、年度が替わり遊具は解禁になりました。
ウチの子は卒業してしまったのでまだ在学しているPTA役員をやっているお母さんに事情を聞いてみました。
すると学校から「遊具は線量は高いけれど、それで遊ぶ子供たちには移らないから…」と言われたそうです。
「移らないから…って菌じゃないんだから!」とあきれてしまいました。
するとそのお母さんは「まぁ、その言葉をそのまま信じたりはしないけれど、先生達は屋外活動を行う上で相当慎重に話し合いをしていたみたいだよ」と。
そして、「外に出して欲しい…という父兄の声が大きくなったんだよ」
確かにそれは私も聞いていました。
そういう声は今に始まったことではなく、昨年5、6月のまだ線量の高い時期でさえも窓を閉め切った授業に
「窓を開けてくれ!子供を熱中症にする気か!」
「心配していない家庭と心配している家庭とにクラス分けをしてほしい」
という声が寄せられていたことは校長先生から直接聞いていました。
除染後の2学期が始まると
「いつから外で遊ばせるのか?」「外の体育を早く始めてほしい」という声が出ました。
しかし、屋外活動に関しては校長一任だったこともあり、慎重な校長の学校は屋外活動を自粛しました。
一方、外活動を解禁した学校は秋の運動会を行い、屋外活動も時間を決めて解禁にしました。
それでも、3月までは事故から1年以内…ということで慎重を望む声も多かったこともあり、学校も自粛ムードでした。
しかし、4月になると一斉に解除方向に進みました。
各学校ごとに「屋外活動の予定は事前に親に知らせる」「風が強い日は外に出ない」などの決まり事を作っているようですが…
当初、郡山のいち早い屋外活動解除宣言に対して福島市はもう少し慎重だったようです。
各学校も徐々に、ゆるやかに解除へ…と会議で話していたようです。
しかし、市教委や学校に父兄から
「郡山が解除したのだから福島も解除するんですよね。」
「通常の授業を行ってもらいたい」などの声が多く届いたそうです。
反対の声が圧倒的に多いと思っていたので市教委も学校も拍子抜けした…と聞きました。
当然、反対の声もあがっていますが、去年と比べるとトーンダウンしている感があるとか…今まで意見を言っていた人は年度替わりを機に避難した人が多いのでは…と市役所に勤める父兄も言っていました。
福島市はそれぞれの親の意見を大事にしたい…との事で、外で活動させたくない家庭や給食を食べさせたくない家庭については理解を得られるように伝えながらも、各家庭の方針を認めていく事は申し合わせているようです。
さらに屋外活動通常化を求める声を強力に後押ししたのはこのところマスコミで多く取り上げられている福島県の子供達の体力低下です。
「この先何十年か後に数%の確率で子供に訪れるかもしれないリスクと現在確実に訪れている体力低下のリスクを比べたらどちらがすぐに対処しなければいけない問題かがわかるはず…」との声は実際に我が子の体力低下を肌で感じている親にとっては大きな衝撃だったようです。
ウチの子の中学では新入生の半数近くが屋外活動の部活に入部したそうです。
校庭の線量は上がり始めていますが、子供達は砂埃にまみれて活動しています。
以前から親同士の温度差はありましたが、最近は以前は心配していた人も
「ここで生活すると決めたから」と心配することをやめたり、あきらめた人が増えたように思います。
“文句を言うなら出ていけ!残るなら何も言うな!”という空気がある…と感じる事が多くあります。
対行政や学校…というよりも対父兄という強大な壁があるかな…と。
心配する親、心配することをあきらめた親、全く心配していない親…
それぞれのベクトルが違って反目したり敵対する場もあるかもしれません。
しかし、それぞれの思いを抱えながらもここ福島で共存していかなければいけない。
そして、役所や学校や幼稚園、保育園で働く人たちも同じ市民として悩み苦しんでいます。
先日、以前勤務していた保育園の園長と話をしてきました。
現在は外活動を自粛していて狭い遊戯室の中で工夫して遊ばせているそうです。
しかし、早く外に出してほしい…との声が日に日に増えているのだとか…
「夜、なかなか寝ないのは外遊びができないからではないか?」
「最近、暴力的になってきてストレスが溜まっているようなのでウチの子だけでも外遊びをさせてほしい」
「五感の成長を促すためにもこの時期に外遊びをさせてほしい」などなど。
そして一番こたえるのが…
「かかりつけの小児科の○○先生は外遊びをしてもいいと言った。専門家が言っているんだから外遊びをさせて!」という声。
福島市は小児科の先生が安全だという事で講演会をして回りました。
ブログでもその意見を発信しています。
親はかかりつけの先生の言う事なら安心…と思っています。
また、心配を抱えていても安心材料が欲しい親にとってはかかりつけの先生の意見は天の声です。
それを言われると園長は言葉に窮してしまうそうです。
外遊びをさせてあげたい。
いったい、数値がいくつなら安心して外に出せるのか…
安全値が不確かな段階で預かっている大切な命を危険にさらしてもいいのか…
将来、子供達に何かあった時に自分はどう責任をとればいいのか…
毎日悩みながら答えが出ない日々だそうです。
「希望者だけ出せばいい」…との声もあるそうですが
「○○ちゃんは外遊びがOKで△△ちゃんはお部屋にいようね」…というのはとても非情だと。
「でも、ここで暮らす以上いつかは解除にしなきゃいけないんだろうね」…とため息をついていました。
福島で暮らし続ける事…悩みから解放される事はない…ということでしょうね。
2012年4月28日 土曜日 午前11:32
・・・・・・・・・
お疲れ様です。
メールありがとうございました。
是非、拡散してください。
先日はドイツからの支援者にはもるで会い“日本の現実”として伝えましたが
「子供を守るのが親なのに何故土地にしがみついてここで生活するのか理解しがたい」と言われました
。
親はいろんな思いを抱え、ここ福島に残っていますが
“外であそんではダメ”
“給食は食べずにお弁当を持っていきなさい”
“マスクをつけなさい”
どれも子供を守る為に伝える言葉ですが、幼稚園や学校などの外の世界に出て
友達と違う行動をとらなければいけない、矢面に立たされているのは子供自身です。
親は言うだけですが、子供達は我慢したり傷ついて帰ってきます。
しかし、子供達なりに親を思ってなんでもない顔をしています。
外の体育が始まった我が子が「外で体育をやって地面に座らなきゃいけなかったけど、お尻を空中に浮かせて座ったふりをしてきたよ」と言いました。
こんな思いを子供にさせて…親としてやはり失格だ…と情けなくなりました。
親は子供を思い、子供は親を思い…辛いですね。
そして、お互い被害者同士であるはずの親同士や学校の先生、市役所の職員さんなどとも、ぶつからざるを得ない場面に直面します。
市役所職員の知人は仕事で市民になじられる事があるそうです。
しかし、彼も家に帰れば一人の親で子供の被曝に悩んでいる一人です。
なじる市民の気持ちが痛い程わかる…しかしこれは仕事…と板挟みに苦しんでいます。
彼は将来我が子が病気になったらただただ謝るしかない…と今から覚悟をしているそうです。
しかし、仕事を辞める事を選択することは無理。
せめて…と毎週末県外に週末避難させているそうで、金銭的にも大変で
「ついに借金をしてしまったよ…」と哀しそうな顔で話してくれました。
悩む事をやめたお母さんは子供のマスクも外させ、外遊びも解禁にしました。
子供が底抜けの笑顔で遊んでいる顔を見て「これで良かったのだ」と自分に言い聞かせているそうです。
「将来、病気になるかならないかはわからないけれど、ここで暮らすなら短い人生になろうとも思いきり笑顔で走り回る子供本来の姿を取り戻してあげるのが一番だと思う」と話してくれました。
見えない相手と戦い、先の見えない事と戦う…それはとてつもなく大きな労力と心の痛みと経済的損失が伴います。
人はいつまでも我慢を続けていくには限界があります。
残っている者同様、避難して行った人達も多くのものを失い、今なお苦しんでいる人がたくさんいます。
もう、個人レベルでこの状態を続けていくのは無理なのだと思います。
国レベル、世界レベルでの福島の子供達救助作戦が必要なのかな…と思います。
昨年の4月25日の『子ども福島』設立準備会の時に
「30年後、50年後、100年後に子供の身の上には何事も起きていなくて“昔、みんなで大騒ぎしたね…でも何もなくて良かったね。アッハッハッ~”と笑える将来が来るといいのにね」と話してました。
今でも本当にそう思います。
そう思える日が来ることを信じながら、我が家で子供にしてあげられる最大限の事だけはしてあげたい…と思っています。
ですから、連休は保養に出かけます。
2012年4月28日 土曜日 午後9:19
・・・・・・・・・・・・・・・・
福島民報(ネット)に「屋外活動制限を解除 郡山」の記事がありました。
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2012/04/post_3616.html
「郡山市教委と同様に南相馬市教委も今月から屋外活動の制限を解除した。
このほか、二本松市教委も解除を検討している。」
東日本大震災:南相馬市教委、屋外活動を再開へ 鹿島区の幼稚園など、1回30~60分限定 /福島
毎日新聞 2012年04月29日 地方版
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20120429ddlk07040061000c.html
南相馬市教委は27日、市立幼稚園と保育園の屋外活動を条件付きで再開すると決めた。1回当たりの活動時間を30~60分に限定し、マスク着用やうがい、手洗いを励行する。強風など悪天候の場合は休止、樹木や排水口など比較的線量の高い場所には近づけない。
園庭や園舎、遊具などの除染が終わり、専門家や保護者の意見を聞いて判断したという。小中学校では今年度から屋外活動の3時間制限を撤廃した。
対象は、鹿島区と原町区の幼稚園5園、鹿島区の保育園2園。原町区の保育園は再開しておらず、旧警戒区域の小高区の計5園は再開のめどが立っていない。【高橋秀郎】
singo【脱原発派風来坊】@singo_mpc
@onodekita 【地上1メートルで空間線量0.3マイクロ以上の場所です】→福島真夏日、全国最高31.8度 水遊びに子どもの歓声 福島民報 http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4144&blockId=9967051&newsMode=article
福島真夏日、全国最高31.8度 水遊びに子どもの歓声
2012/04/30 09:32
【写真】真夏日となり、元気に水遊びをする子どもたち=福島市・四季の里
29日の県内は高気圧に覆われ、各地で気温が上がった。福島市では真夏日となり、全国で最も高い31・8度を記録した。4月の最高気温としては明治23年の観測開始以来、3番目に高く、4月の真夏日は8年ぶり。
福島地方気象台によると、各地の最高気温は二本松市29・6度、会津若松市と喜多方市、伊達市梁川29・1度と今年最高を記録し、7月下旬並みとなった。
汗ばむ陽気となった福島市の四季の里では、大型の池で水遊びに歓声を上げる子どもたちの姿が見られた。
30日の県内も高気圧に覆われて晴れるが、上空の寒気や湿った東風の影響で曇る所がある見込み。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
子供たちがどうなっていくのか・・・・・
いのちを、守ってほしい。
なにがなんでも。
福島だけの問題とされている雰囲気。
テレビではGWの行楽情報、バラエティ・・・
今、日本で起きている危機的状況なんて、まったく起きていないかのような演出に、震災津波も、原発事故が起きたことも、過ぎ去った過去のようです。
放射能は1年たってもなくなりません。
原発からは現在も、毎日16.8億ベクレル放出されています。
増えても、減ることはないのです。
事故は終わっていないし、収束のめどもたっていない。
4号機の倒壊の危険性、その他の原子炉も危険な状態は続いています。
安定状態になんてなっていません。
この国で生き続けることに希望はあるのか。
この国の政策に従っていたら、そんなに遠くない将来(将来などといえないくらい近い未来)、この国の人々は滅んでしまう。
広域処理が始まれば、それは加速されます。
本当に恐怖です。
福島の現状は、決して福島の問題ではありません。
これが日本の姿です。