ごまめのはぎしりから 河野太郎議員のブログ
(前略)
さて、年間200億円以上の公費が投入されていながら、今回の東
京電力福島第一原発事故で、オフサイトセンターが全く機能しなか
った原子力安全基盤機構(JNES)の政策評価・独立行政法人評価委
員会独立行政法人評価分科会が開催されている。
この組織は、2003年頃以降急速に高齢化が進んだ。原子炉メー
カー等からの高齢者の中途採用が多く、若い人材の育成が全く行わ
れてこなかった。
毎年の採用の中で新卒者が1割に満たず、電力会社や原子炉メーカ
ーを退職した50歳以上の者が大量に採用されているのは非常に不
可解。
検査される側の人間が次々と検査する側に異動しているだけではな
いか、それできちんと検査ができるのかという強い疑問がある。し
かも、検査ミスがしばしば指摘されているという。この体制で大丈
夫なのか。
分科会でも「中途採用者も前企業を退職してきているから大丈夫」
という説明が平気で行われる。この事故が原子力村が引き起こした
自己だという認識を未だに持っていない。
メーカーからの中途採用に関しては、「(検査について)目をつぶ
ってもプラントが分かる必要」。そうした人材を育成するのではな
くメーカーから高齢の技術者を採用するというのでは、この組織も
原子力村の企業人事の高齢者対策の一環を担っているという点で、
ムラに組み込まれていることがはっきりした。
だから結局、検査も元の同僚達がやっているのだから「ちゃんとで
きているはずだ」という認識になりがちで、それが不祥事につなが
るという指摘のとおり。
また、この独法に対する200億円の運営費交付金の半分が研究に
充てられているが、その成果の検証がないままに10年、15年も
続けられている研究がある。果たして妥当性があるのだろうか。委
託先との関係が疑問視される。
あれだけの事故が起きてもどこ吹く風という組織だ。
検証のないまま 10~15年 200億円×10年としても 2兆円
どこに消えているのか???
内部、外部からの 詳しい報告があってほしい
2兆円 3兆円となると 被災者にあてると 随分と助けになる
わからない機関は見直しをすべし

さて、年間200億円以上の公費が投入されていながら、今回の東
京電力福島第一原発事故で、オフサイトセンターが全く機能しなか
った原子力安全基盤機構(JNES)の政策評価・独立行政法人評価委
員会独立行政法人評価分科会が開催されている。
この組織は、2003年頃以降急速に高齢化が進んだ。原子炉メー
カー等からの高齢者の中途採用が多く、若い人材の育成が全く行わ
れてこなかった。
毎年の採用の中で新卒者が1割に満たず、電力会社や原子炉メーカ
ーを退職した50歳以上の者が大量に採用されているのは非常に不
可解。
検査される側の人間が次々と検査する側に異動しているだけではな
いか、それできちんと検査ができるのかという強い疑問がある。し
かも、検査ミスがしばしば指摘されているという。この体制で大丈
夫なのか。
分科会でも「中途採用者も前企業を退職してきているから大丈夫」
という説明が平気で行われる。この事故が原子力村が引き起こした
自己だという認識を未だに持っていない。
メーカーからの中途採用に関しては、「(検査について)目をつぶ
ってもプラントが分かる必要」。そうした人材を育成するのではな
くメーカーから高齢の技術者を採用するというのでは、この組織も
原子力村の企業人事の高齢者対策の一環を担っているという点で、
ムラに組み込まれていることがはっきりした。
だから結局、検査も元の同僚達がやっているのだから「ちゃんとで
きているはずだ」という認識になりがちで、それが不祥事につなが
るという指摘のとおり。
また、この独法に対する200億円の運営費交付金の半分が研究に
充てられているが、その成果の検証がないままに10年、15年も
続けられている研究がある。果たして妥当性があるのだろうか。委
託先との関係が疑問視される。
あれだけの事故が起きてもどこ吹く風という組織だ。
検証のないまま 10~15年 200億円×10年としても 2兆円
どこに消えているのか???
内部、外部からの 詳しい報告があってほしい
2兆円 3兆円となると 被災者にあてると 随分と助けになる
わからない機関は見直しをすべし
