国は今 国民を・・・・ | あなたの心に届ける詞

国は今 国民を・・・・

小出裕章「今、国と東京電力が汚染の全体像を示さないという作戦に打って出ている」9/29(1/4)



2011年9月29日、小出裕章氏が、毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演しました。内容ごとに4回に分けて、続けて掲載いたします。

※続きは、記事末から読めるようになっています。
動画
http://youtu.be/dwtzMD2Suo0


※初稿です。誤字脱字は随時修正いたします・

=====(文字おこし、ここから)

千葉「では小出さん、今日も宜しくお願い申し上げます」

小出「よろしくお願いします」

千葉「今日は毎日新聞論説委員の池田昭さんと一緒にお伺いしてまいります」

池田「よろしくお願いします」

小出「よろしくお願いします」

千葉「えーさて、小出さん、今日はですね。えースタジオにリスナーの方からの質問がたくさん来ておりますので、」

小出「はい」

千葉「それを順番にお聞きして以降と思っております」

小出「はい」

千葉「よろしくお願いします。えーまずはコチラの方ですね。ラジオネームせなさんというかた。このせなさんはどこかで、えー、小出さんの講演か何かを聞かれた方のようでして」

小出「はい

千葉「小出先生のおっしゃる、50禁、20禁、の食べ物というアイディアは素晴らしいと思います。というメールなんですが。先生この50禁20禁というのはなんですか? 数字の50に禁止の禁、数字の20に禁止の禁という字を書くんですけども」

小出「はい。えー、残念なことに3月11日に福島原子力発電所の事故が事実として起きてしまった、のですね。それで大量の放射性物質が吹き出してきて、福島県を中心として、ものすごく広範囲のところが放射能ですでに汚されてしまっているのです。
で、当然、えー、食べ物も汚れたものが今現在流通してきている、わけです。で私は、もうどうしようもない現実を前にして、とにかく子供には、放射性物質を食べさせたくないと思っていますので、えー、子供にはきれいなものを出来る限り与えたいと。

ということは言葉を返して言うと、汚れているものを誰かが食べなければいけないということなのです。そういう時のやり方というのを私が考えた結果、えー今現在、例えば映画で18禁という映画がありますね。」

千葉「はい」

小出「あの18歳以下は見てはいけないというような映画の、指定の仕方があるわけで。えー、これからは、食べ物に関してそういう制度を導入すべきだと私は提案しています。」

千葉「はい」

小出「はい。つまり50禁という食べ物を作れば、それは50歳以下は食べてはいけないという食べ物、です。20禁という物もつくるし、30禁、40禁、50禁、60禁。あるいはまあ10禁というものも作って子供たちを放射能から守らなければいけないと思っています。」

千葉「んー……。そういう意味での50禁、20禁、という言葉なわけですね。」

小出「そうです」

千葉「はい。そして、せなさんはですね、もう1つこれに関連して、えー、質問がありまして。農作業をされる方々も被曝しているということを考えると、土壌、土の中のセシウム濃度に従って、50禁の畑、20禁の畑、というような畑を作るという考え方もできるんでしょうか、という質問なのですか」

小出「はい。できると思います。えー……、福島原子力発電所を中心に猛烈な汚染地帯もありますし。
今現在、日本の政府というのは、猛烈な汚染をしてるとこにももう人々を、えー、帰してもいいというようなことをやろうとしているのですね。えー。緊急時避難準備区域というようなところにこれからまた人々を帰すと言っているわけで。

そういうところで農業がこれから行われるようなことになれば、えー、高度に汚染された農産物が出てくるということになると思います。で、私はもしそこで農業を続けてくださるという農業者がいるのであれば、えー、そのかたは被曝ということをすることになって大変お気の毒だとは思いますけれども。

えー、その方が作ってくれる農産物はやはり受け入れるしかないと思っていますので。えー、出来上がった農産物に、先程の提案した50禁、40禁という仕分けの仕方を適用することもいいと思いますし。

えー、今、せなさんが提案してくださったように、えー、汚染度の度合いによって農地にそういう規制をかけるというやり方でもいいと思います。えー、いろいろな知恵を出しあってとにかく子供を守るということをやりたいと思います」

池田「あのー、小出さんその、」

小出「はい」

池田「ま、子どもを守るというのはよくわかるんですが」

小出「はい」

池田「その50禁、20禁、先ほど30禁と」

小出「はい」

池田「その場合のその線引きの基準って言うんですか」

小出「はい」

池田「それはどのようにお考えですか」

小出「それはですねー……、今の段階で簡単には言えないのです。というのは、今現在国と東京電力が汚染の全体像を示さないという作戦に打って出ているのですね。

えー、ある暫定基準値というものを決めて、それよりきめたもの……それより超えたものはとにかく市場に出さないから、安全だと。で、暫定基準値を下回ってるものは、そもそも安全なのだから、もう何の調査も必要ないし、そのまま出回らせてしまうという、そういう作戦にでているのであって。

子供も大人ももう等しく同じ汚染度のものを、無作為に食べさせられてしまうとい状態になっている、わけです。私はそれは正しくないと思いますので、出来る限り汚染度をきっちり測定して汚染の少ないものから多いものまで、せ、出来る限り正確に表示をまずさせるということが必要だと思います」

池田「つまり前提は、」

小出「はい」

池田「しっかりとした測定にまずあると、いうこと」

小出「そうです」

池田「ですね、汚染のね」

小出「はい」

池田「それはもう、あの、除染の場合も全て、その、根本はそこにあるでしょうね」

小出「はい。私はそう思っているのですが。えー、今の国と東京電力のやり方はそうではなくて。線を引いてしまって、それ以下であればもう何も問題ないということで、それ以下の仕分けを一切しないということになっていますので。それを何とか、突破したいと思います」

千葉「はい。その、測定に関してですね、こんな質問も来ているのですけれども」

小出「はい」

千葉「えー、長野県から頂きました、ラジオネームともよさんというかたですね。新米の出荷に当たりまして、放射性物質の検査があちこちでされていますが。北陸や中部の県などでは、検出されないと発表されております。
これは、正確には基準以下ということではないかと思います。つまり、は、500ベクレル以下ということなんではないでしょうか。小出先生のご意見をお聞かせくださいということですが」
=====(文字おこし、続く)

小出裕章が語る、汚染が検出されないという発表についての考え方 9/29(2/4)



2011年9月29日、小出裕章氏が、毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演しました。内容ごとに4回に分けて、続けて掲載いたします。

今回は2回目。

※続きは、記事末から読めるようになっています。
動画
http://youtu.be/dwtzMD2Suo0


※初稿です。誤字脱字は随時修正いたします。

=====(文字おこし、続き)

千葉「はい。その、測定に関してですね、こんな質問もきているのですけれども」

小出「はい」

千葉「えー、長野県から頂きました、ラジオネームともよさんというかたですね。

新米の出荷に当たりまして、放射性物質の検査があちこちでされていますが。北陸や中部の県などでは、検出されないと発表されております。これは、正確には基準以下ということではないかと思います。つまり、は、500ベクレル以下ということなのではないでしょうか。

小出先生のご意見をお聞かせくださいということですが」

小出「えー、多分それは違います。」

千葉「あ、違いますか」

小出「はい。あのー、一キログラム当たり500ベクレルとかいう暫定基準値より下だというのではなくて。

えー、放射線を測るというときには、測定器の性能によって値がすべて変わる、のです。ですから1キログラムあたり100ベクレルの汚染まではなんとか測れるけれども、それ以下は測れない、という測定器もありますし。えー、一キログラム当たり10ベクレルの汚染までは測れるけれどもそれ以下は測れない、あるいは私が使ってるような測定器は、1キログラムあたり0.1ベクレルというところまで測れるというような測定器を私は使っていますが。

本当に千差万別、なのです。ですから測定できなかったという事で安心してはいけません」

千葉「はい」

小出「えー、それはあのー、ほんとにその暫定基準値に近い場合も、あると思いますし、暫定基準値の10分の1までは測定出来るようにやってみたけれども測れなかったということかも知れません、し。えー、簡単にその測定できなかったということで、安心してはいけない、と思います」

千葉「検出されないというように発表されても、実は様々な状況があるということですね」

小出「そうです。そうです。それなりに汚染されていても性能の悪い測定器で測れば検出されないということになってしまうわけです」

千葉「うーん。わかりました。まったくその、なくて安心ということではないということですね」

小出「そうです。そこだけ、あの、誤解をしないようにして、頂きたいと思います」

千葉「はい、わかりましたー。それから次はコチラ。東京都のですね、えー、ラジオネーム、りけんこうぞうをかいたいせよ、さんからのメールなんですけれども。

おー、私は現在仕事で衛星づくりに携わっております。現在地上の熱異常を感知する衛星、つまりあの、地上の温度変化を測る衛星を開発中なんですけれども。」

小出「はい」

=====(文字おこし、続く)

2011年09月30日07:29

小出裕章が語る、熱異常感知の衛星開発の是非と、サーモグラフィーでの炉心探索 9/29(3/4)



2011年9月29日、小出裕章氏が、毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演しました。内容ごとに4回に分けて、続けて掲載いたします。

今回は3回目。

※続きは記事末から読めるようになっています。
動画
http://youtu.be/dwtzMD2Suo0


※初稿です。誤字脱字は随時修正いたします。

=====(文字おこし、続き)

千葉「はい、わかりましたー。それから次はコチラ。東京都のですね、えー、ラジオネーム、りけんこうぞうをかいたいせよ、さんからのメールなんですけれども。

おー、私は現在仕事で衛星づくりに携わっております。現在地上の熱異常を感知する衛星、つまりあの、地上の温度変化を測る衛星を開発中なんですけれども。」

小出「はい」

千葉「ふと福島原発の1号機から4号機、を毎時間上空から熱異常の観測ができたとしたら役にたったりするものなのか。もしそうだとしたら、是非熱異常検知に役立てるようなシステムを作りたいと考えているのですけども。

小出先生、えー、衛星からの毎時間観測熱データーなどもしあったとすれば、それはどんぐらい役に立ちますでしょうか、という質問です」

小出「えー、すでにその衛星から、地表の温度状態を観測するという衛星は、か、たくさん今、地球上をまわっていますし。えー、必ず役に立ちます」

千葉「ああ、そうですか。」

小出「はい」

千葉「もうあるんですか。」

小出「はい。あります」


千葉「はーはーはーはー。じゃあ更にもうちょっと精度の高いものをですね」

小出「はい」

千葉「え、この方が作って打ち上げてもらうということになった場合には、更にやっぱり事故の問題の解決に役にたっていきます?」

小出「もちろんです」

千葉「そうですか」

小出「はい。」

千葉「わかりました。それから次はですね。えー、こちらはロシアから頂きました。えー、ラジオネームなかむらしげおさんという方ですね。これ本名でしょうか。

えー、私は今ロシアにいます。え、小出先生に質問なのですが。巨大貨物船をレントゲンのようにスキャンできる技術だとか、サーモグラフィーを使って炉心の行方、今の状況はわからないんでしょうか。

アメリカは偵察機で早い時期に炉心が高温になっていることを突き止めているのに、未だに肝心要の炉心の行方がわからないことに、疑問を感じているんですけども。というメールなんですが」

小出「多分難しいと思います。えー、原子炉というものは、炉心というのは元々は圧力容器というものの中にありますし。えーその外側に格納容器という更に大きな鋼鉄製の容器があって。さらにその外側には、ぶあつーいコンクリートが、あるの、です。その外側に更に原子炉建屋という、またコンクリートの構造物が、あるわけで。

えー、それを、んー、透視というような技術を使って、えー、……、全て中を見て分析できるというようなことを多分でき、ないと思います。今の状態では。」

千葉「ではやっぱり炉心の中を確認するというのは線量を下げた状態にして、ロボットなり、えー、人間なりがー、まあ近づいて確認するというような方法しかないんでしょうか」

小出「はい。多分実際にはそうでしょうし。それができるようになるまでには、10年という単位が必要だと思います」

千葉「はあー…。やはりそこまでわからないまんま対応を続けていかないと、いけないということ、ですね」

小出「はい。とにかく冷やすということ、それだけですけれども。えー、冷やし続けるということしか出来ることはありません」

千葉「はい分かりました」

小出「はい」

千葉「あともう1つメールが来ております。コチラは広島県のラジオネーム、被爆三世というかたです。

私は祖父が爆心地から1.2キロで被爆し、これ原爆ですねえ。原爆の爆心地から1.2キロで被爆し、祖父の親兄弟8人、すべて即死、または原爆症で苦しんでなくなっていくのを目の当たりにしております。

存命の祖父も現在白血病で苦しんでおり、母も私も偶然かもしれませんが、甲状腺を患っております。更に私の友人家族が、いわきに住んでいまして。福島のぎん、原発事故が人事とは思えずメールをさせていただきました。

祖父の親族が原爆の爆心地から10キロの比較的離れたところで被爆し、黒い雨や市内への荷役などはしていないのにもかかわらず、甲状腺癌で亡くなっています。

え、自分で被曝とがんの発生率を調べてみてもあまりにも幅が広く、どれが正しいデータか全く分かりません。例えば20ミリシーベルトの被曝でどれくらいのガン発生率があるのか、目安となる数値はないんでしょうか。という質問ですが」

=====(文字おこし、続く)
2011年09月30日07:30

小出裕章が語る、年間20ミリシーベルト被曝でのガン発生率の目安 9/29(4/4)



2011年9月29日、小出裕章氏が、毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演しました。内容ごとに3回に分けて、続けて掲載いたします。

今回はラストの4回目。

「小出裕章「今、国と東京電力が汚染の全体像を示さないという作戦に打って出ている」9/29(1/4)」
「小出裕章が語る、汚染が検出されないという発表についての考え方 9/29(2/4)」
「小出裕章が語る、熱異常感知の衛星開発の是非と、サーモグラフィーでの炉心探索 9/29(3/4)」

の続きです。
動画
http://youtu.be/dwtzMD2Suo0


※初稿です。誤字脱字は随時修正いたします。

=====(文字おこし、続き)

千葉「あともう1つメールが来ております。コチラは広島県のラジオネーム、被曝三世というかたです。

私は祖父が爆心地から1.2キロで被曝し、これ原爆ですねえ。原爆の爆心地から1.2キロで被曝し、祖父の親兄弟8人、すべて即死、または原爆症で苦しんでなくなっていくのを目の当たりにしております。

存命の祖父も現在白血病で苦しんでおり、母も私も偶然かもしれませんが、甲状腺を患っております。更に私の友人家族が、いわきに住んでいまして。福島のぎん、原発事故が人事とは思えずメールをさせていただきました。

祖父の親族が原爆の爆心地から10キロの比較的離れたところで被曝し、黒い雨や市内への入着(※でいいのか)などはしていないのにもかかわらず、甲状腺癌で無くなっています。

え、自分で被曝とがんの発生率を調べてみてもあまりにも幅が広く、どれが正しいデータか全く分かりません。例えば20ミリシーベルトの被曝でどれくらいのガン発生率があるのか、目安となる数値はないんでしょうか。という質問ですが」

小出「目安になる数値はあります。」

千葉「あります?」

小出「えー、例えば、日本の国は国際放射線防護委員会という、えー委員会のえー目安を使っています。それによりますと、20ミリ詩ベルトという被曝をしてしまうと、その、1万人のうち10人が癌で死ぬと。いう、そういう危険度、です。
私はそれはあの正しくないと実は思っていまして。えー、1万人のうち80人ぐらいは癌で死ぬだろうと、思います。20ミリシーベルトで。」


千葉「はい」

小出「ですから、それはあのー、まあ、学問の推定値というものがあるわけで。低いものから高いものまでありますけれども。まあ、あの、目安としてはすでにある、わけです。

えー、国の言うような数字もあるし、私が信用している数字があると。どちらかを信用していただければいいと思います」

千葉「はい。わかりました。小出先生どうもありがとうございました」

小出「いえいえ。ありがとうございました」

千葉「京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんにお話を伺いました。」

=====(文字おこし、ここまで)

国はすでに 住民を避難地区に帰そうとしている

さらに 海外からの輸入食料品にかんして 放射能の測定をやめていると!!

国の基準値の方が 500で 海外からは 370と 逆転しており

困るそうだ

しかし 抜き取り検査では実際に 大幅に日本の基準値を上回るものもあったという
都が輸入食品の放射能検査中断 国産と異なる基準懸念

今の政府の動きを見ると 国民のことは まったく考えられていないようにみえる

個人の力で なんとかしようとしても無理な話で 国民の多くが一致団結して
事にあたらなければ 政府の思うまま




$あなたの心に届ける詞