朝日comから
【バンコク=古田大輔】タイ政府は29日、東日本大震災による
福島第一原発などの事故で電力不足に陥っている東京電力に、
ガスタービン発電機2基を付属設備を含めて施設丸ごと無料で貸し出すと発表した。
1基で約450トン。2基で計24万4千キロワットを供給する能力があり、
船で運んで8月中の稼働を目指す。
東京電力は今夏ピーク時の電力不足を総需要の2割弱の
850万~900万キロワットと見積もっており、余剰設備がないかを
国内外に打診。
タイ政府がほぼ休眠状態だった非常時用のガスタービン発電機2基を貸し出すと
申し出た。
1995年稼働開始の三菱重工製。貸出期間は3~5年で、
吸気フィルターや排気ダクトなど付属設備も運ぶ。
全体の設置面積は1基約1700平方メートル。設置場所は検討中という
施設の分解と輸送、再組み立てなどを経て稼働は8月ごろになる。
輸送作業を担当する三菱重工によると、
発電機だけを運んで日本で付属設備をそろえるより短期間で稼働できる。
これだけの規模の海外移送は「世界的にも聞いたことがない」(担当者)という。
ワナラット・チャーンヌクン・エネルギー大臣は記者会見で
「日本とタイは120年に及ぶ協力関係にあり、
電力についても40年間にわたり提携してきた」と述べた。
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今回の過去最大の地震津波による 原発事故
タイから 発電機ごと貸し出してくれるという申し出
たしかに 悲惨な出来事だが こんなにも世界とつながっていたんだという
実感がじ~~んとわいてくる
原発事故はまだまだ 予断を許さない
その中でも 人びとが それも多くの職種も様々な多くの人びとが
東北にいる
また 他県の避難された方々も その地域で慣れない中
なんとか過ごされている
仕事 学校 問題は際限なくあり 行政が関与しなければ解決しない
また 名もない人びとの協力がなければ 成り立たない
ひどい出来事もいっぱいあるけれど そんな中でも ほっとすることもある
やはり 人間は捨てたものではない すばらしい存在なのだ