迷子になっていた自分
人生のみち
幼い頃の自分は
自分でみちを選ばなくても
隣で手を繋いで
歩いてくれる人がいた
それは
両親だったり
先生だったり
みちから逸れないように
社会や常識という
高い塀が横にある
みちを歩いていた
自分たちが
歩いてきたみちを
歩かせていた
そう
自分が歩いてきたみちが
正しいと思っているから
コンクリートで覆われた
変哲もない人生のみち
塀の外にも
様々なみちがあることを
知らずにただただ
歩いていた
みちの途中で
外の世界の人にも出会う
それは友だち
気の合う友だちを
見つけると
今まで手を繋いで歩いていた
両親の手を離し
友だちと手を繋いで歩くようになる
人生のみちが
どんなものなのか
幼い自分たちには
まだわからない
好奇心や冒険心旺盛な
自分たちにとっては
ハラハラドキドキ
新しい世界を見ようとすると
両親や先生は
こぞって
コンクリートのみちに
引き戻す
決められたみちを
ただただ歩くだけの
自分は
大人になっても
コンクリートのみちを
歩いていた
幼い頃
高いと思っていた塀からは
新たなみちがたくさん
見えているのに
自分で好きなみちを
選ぶことをしなかった
自分で
人生のみちを
選ぶことの出来ない
大人になっていた
時には真っ暗なトンネルに
入ることもあったけれども
この頃には
歩いているみちが
自分の人生のみちと思っていた
人は時として
人生のみちで迷子になる
みちの真ん中で
立ち止まり
自分がどこを歩いているのか
どこを歩いてきたのか
わからなくなる時がある
自分も
人生のみちの
迷子になっていた
自分らしく生きようと
決めた先には
様々なみちがあり
様々な世界が広がっていた
決められた人生のみちを
ただただ歩くのではなく
道端に咲く花や
周りにある様々なものにも
気づくようになった
そこには
新しい経験あり
感動がある
選んだ人生のみち
まだヒカリは
遠く先にあるように
見えるけれども
確実にヒカリは見えている
自分の思ったこと
自分のやりたいこと
どんどん挑戦してみよう
途中でみちがなくなっても
自分には
みちを切り拓く力がある
みちがなくなったら
自分で新しいみちを
つくればいい
そのみちの先には
必ず自分が望んだ
ヒカリがあるから
自分を信じて歩いて行こう
人生のみち
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