[書遊び] 「漢字の世界」 <初夏>
⭐lightです。
●梅雨空を見ながら、ふと庭を見ると、待ってた
ユリが開いていました。
植えっぱなしのユリで、3本中2本は花芽を中鳥
(小鳥の2倍くらいの大きさ)に食べられてし
まいました。食べられた方の1本は、又花をつ
けてくれましたが、まだ小さいです。
昨夜の雨で、あちこち傷ついていますが、
初夏の香りを運んで来てくれました。
●『初』 <音>ショ <訓>はじ(め)・はつ
うい・そ(める)
・「衣(ころも)」と「刀(かたな)」の形。
・刀(はさみの意)で布を裁ち、衣をつくる
という意味。
・初めての衣を作ることで、赤ん坊の産着と
して着物を作ることをいう。
・「はじめ・はじめて」の意味。
『夏』 <音>カ・ゲ <訓>なつ
・踊りに使う冠をつけ、両方の袖を振り、
足を前に上げて舞う人の形。
・古い踊りの曲には、「九夏(きゅうか)」
や「三夏(さんか)」というものがある。
・「夏」を季節の「なつ」の意味に使うのは、
春秋期(しゅんじゅうき・紀元前770年
~紀元前403年)の金文(きんぶん)か
らで、古い使い方ではない。
ー白川文字学よりー
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