思う事があり、カットしました✂️




下矢印





ぼんやりとHはショートスタイルの方が好きだったな…
でもわたしは生え際のクセなどからロングにしている事が多くて、Hの希望を叶えていなかった事を思い出していました。

数年前の第1回目の事件の時に、職場トップに対しての抗議の気持ちからスキンヘッドにしてしまう気でヘアサロンに行き、美容師さん数人に全力で止められました(笑)


「 る、瑠璃さんの気持ちは解ります❗
でもそれをしたらHさんの立場がもっと悪くなりますよっ(>_<)
落ち着いてっ!
ダメです❗看護師さんがスキンヘッドなんてアセアセ 」

「 どうして? 誰が決めたの?? 」


と黙る美容師さん達…。



そんな中、ある男性美容師さんが言いました。

「 瑠璃さんがスキンヘッドにしたところで、そう言う連中は何も感じないし、むしろ瑠璃さんも立場が悪くなる。
ならばそんな抗議の形ではなく、正攻法でいきましょうよ。
同じ土俵に立っても意味ないっす。 」



確かに。


わたしはここから、この土地の人間ではないのにありとあらゆる人脈を使いある事を調べ始めました。

と。

後悔をしました。



Hを守ろうとして調べ始めたけれど、知ってはいけない事だと解ったからです。



そこからはもう、Hの言った

「 貴女は僕の言う事だけを信じていればいい 」

を貫く事にしました。



会えなくなった今も。



わたしはHの言う事しか信じません。






「 その方が似合う 」

あの時、Hは短くなったわたしの髪の毛をくしゃっと撫でわたしを見ずに前を向いたまま言いました。

既にHの中では始まっていたのです。


一緒に戦うつもりでいたのに、Hはわたしを戦友には選ばなかった。




Hの為に再開したフルート。


まだまだ駄目。

でもHに聴かせたい曲があります。

モーツァルトなのですが、その曲がうまく吹けるようになった時、Hは現れるでしょうか。
この髪の毛が伸びる前に会えるのでしょうか。

差し伸ばした手を振り払うような事をしませんように…。


H、わたしはここにいる。
いつもあなたを見ている。