久々の投稿になります。

昨年12月に父が、今年5月に母が両親ともに自宅で最期を迎えることができました。

実家の父は長男ですが、複雑な家庭環境にて長男としての扱いはまったくされておらず、

後妻が生んだ子から母に押し付けられてしまったお墓の管理をしてました。

実家は姉妹なため後継ぎがおらず、母は墓じまいを考えていました。

そこで私は提案。

もちろん、墓じまいをするにはどのようにしたらいいのか、お金はどのくらいかかるものなのかなど、

きちんと調べて母に伝えました。

子ども頃から私は父の実家の在りかたや考え方、すべてに反感をもっておりました。

母は疑問や質問など一切せず、言われたことだけをしてきました。

長男だからとすべての行事の支払いは我が家から。

文句言えばいいのに、それはしない。

こどものころから長女の私は母の愚痴を聞いておりました。

こどもの意見は聞いてもらえず、私は大人になったのです。

大人になってやっと意見が言えるようになった。

お墓は私が見ます。だから実家の名前と嫁ぎ先の名前でお墓を作らせてくださいと、母に言いました。

母は、了解してくれて、親戚の方から紹介してもらい石屋さんと打ち合わせをしました。

途中旦那さんと喧嘩もしました。

実家の宗派と違うからと。。。

しかし、長男である旦那の実家はお墓がありません。

作るつもりもないようでした。

無宗教のくせに今更なにをいうのだろうと私は憤慨。

最終的には、私とこどもだけ入って、旦那の両親、旦那は入らなくていいからと叫んでました。

だって!新しくするお墓を作る資金はすべて私の両親が払うわけですから。

こどものころから長子の家系で仏壇もお墓もないって変だなあってずっとおもってました。

どちらも欲しい。

今まで欲しいものはすべて手に入っていましたが、

お墓と仏壇だけは欲しいだけでは、手にすることができない。

そう、覚悟が必要だったのです。

自分のために必要ではなく、

ご先祖様にとって一番いい環境をつくること。

旦那さんと喧嘩したときはじめて離婚を考えました。

人生初のことでした。

それが覚悟になったのかどうかは、わかりませんが、

それから話がどんどん進み、

あれだけこだわっていた宗派も旦那さんは受け入れてくれたのです。

私が作りたいお墓の形は、洋型。

家の名前は入れてず、その代わりことばを刻みます。

その大切なお墓の顔となる文字を旦那さんが考えてくれたのです。

お墓が出来上がり、ひと月後に父が他界。

今年3月に長男が結婚式をし、母が出席。

そして、あとを追うように5月母が他界。

 

父の遺品は、6年間の介護生活で箪笥の引き出し1つとなっており、本当に少なかった。

そのかわり母の遺品が大量。

今妹と片付けしています。

 

 

人は死んだとき人生がわかります。

私と妹で、母の人生を回想しています。

知らないことがたくさんで親子でも言わないこと言えないことってあるものです。

涙があふれて止まらないときもある、勝手に涙が出るときもある。

母は、惜しまれて亡くなったのです。

反面教師の母ではありましたが、

惜しまれては素晴らしいと思います。

 

足を運ばないといけないところがたくさんあります。

母があまりに早くに亡くなってしまったので、

父の手続き最初からやり直し、

ダブル処理をすることに、

こういう面倒な作業が嫌いじゃないので、

私は担々をこなすことができます。

交渉事も口の利き方もまた

人生何も無駄ではなかった。

知識経験すべてやくにたった。

 

一つ母にとって誤算は、死が早くきてしまったこと。

自分の物を何一つ整理できてなかった。

箪笥の引き出し一つの父だったのに、

母の遺品は2DK全部(笑)

主婦だから家事すべてがのこる。

カードを持ってなかったので、楽でした。

 

さて、私も30年後には同じように寿命となる。

こどもたちに大変な思いをさせないように、

今から処分するものはして、最低限の物で済むよう心がけたい。

クレジットカードも最後は1枚に、銀行のカードも1枚になるよう減らしていく。

いつもニコニコ現金払いが一番だなあって思う。

 

司法書士・税理士・行政書士・不動産などの専門知識もYouTubeで動画をアップされているので、

毎晩みて勉強してる。

こんな機会をもらって両親に感謝です。

次の世代に繋げるために親がいる。

自分の役目をしっかりわかって人生をまっとうすることができれば十分達成。

 

我が家も安泰。

一人一人決まった人生があります。

生まれる前にちゃんと決めてきたはず、

それができないと人生は進みません。

それが本当だからこそ、今私の人生は正解なんだと思う。

困ったことが起こらない。(天界的に)

だって、いつも幸せなんですからーーー。

幸せになるためになにかをすることはない。

ちゃんとしてたらずっと幸せなんですもの。