父は、引き出しから小さな箱を出した。
「プレゼントだよ。使いかけだけどね。きみが大人になりかけたら、あげようと思ってたんだ。
この香りを常に身に着けていなさい。よい香りを身に着ける時間のある女性なら、たいていのことはカバーできる」
私は香水瓶を開けた。甘い匂いがひろがる。この匂い、ずい分と大人っぽい。手軽に吹きつけるような種類ではない。
「ありがと、でも、私に似合うかしら」
「すぐに追いつけるよ」
そう言って父は微笑した。
「この香りに追いついた時、きみはきっと、パパから離れてくよ。ママが、そうだったようにね」
-山田詠美「放課後の音符」より
沖縄旅行には香水を持って行こう♪と決めた時、
私の脳裏にかすめたのが上のフレーズでした。
香りに追いつくかー、その考え方、好き。
でも香りに限らず、服でも友達でも、追いつく存在があるのは素敵なことだなー。
と。
そしたら、佐紀さん が同じフレーズを思い出してたみたいで!
嬉しくなっちゃいました。
で、今、私はエスティローダーのpleasuresを身にまといながら、
この記事を書いてます。
これは社会人になりたての時くらいかな?よくつけてました。
少しテンションがあがる。
背伸びしないでつけれる。
私の中ではそんな香りでしたね。
さて、私は次にどんな香りに出会うのかな。
楽しみです☆
<追伸>
昔の彼氏はよくブルーベリーガムを噛んでたので、
今もその匂いがすると、思わず振り返ってしまいます。
いるわけないのにね。