悪い方向にいってる時には | フェアトレードと手仕事のお店大地

悪い方向にいってる時には

団塊の世代で特に今70代になった方なんかも就職難だったといいます。

 

1975~80年生まれの人たちも思いっきり就職氷河期時代だったと思います。

 

一番わるかったころかもしれません。

 

最近ちょっとだけ想像すると怖くなるのがこの世代の人たちや

20年前くらいに行われてきた雇用体制によって非正規雇用という人たち

 

就職氷河期時代の大学行ったのに就職がない

高卒はもっとないという時代に生きてきた人たちにとって

 

若い時はそれでも、結婚したという人もいます。

 

いわゆる世間の常識という流れに乗ろうとしてきたけど

 

リーマンショックなのか会社が人に払うお金を出さなくなった。

いや出せなくなった時代が続き、結婚していた人もちょっとした歯車がくるい離婚したりもあったと思います。

 

日本の自殺者の数2万人

以前はそうした人は自死して終わればいいと思っていた人たちの中には

反撃をしてから死のうと思う人もでてきた悪い状況になっていると感じています。

 

フェアトレードの仕事をして35年になりますがその当時から15年くらいは共助の考え方がまだフェアトレードという言葉をつかわなくても人の心にはあった感じがしますが、20年前くらいから海外の貧困よりも自分の身の回りの貧困のほうが目に行くようになってきました。

 

子どもの貧困 6人に一人

高齢者の貧困 5人に一人

 

そこに就職氷河期時代の人間たちはあと10年15年すれば高齢者となります。

もしかしたら

3人に1人がという状況になるかもしれません。

 

私は自分の就職活動のころを振り返ると本当にきつかった。

その一言です。

 

仕事がない。

 

4年間余計にお金を払って勉強しても一人で暮らすにはぎりぎりの稼ぎにしかならない

そうした会社員生活を振り返ると

 

あれって正直政治が間違っていたと思います。

年金支払っていない人どれだけいるのでしょうか。

2040年には老後困窮で生活保護世帯に移行する可能性が30兆円もかかってくるともう数年前から算出されていたけれど

いまの政府の対策は遅すぎると思います。

 

この世代にひきこもりが多くなっているともいわれますが

想像できます。

 

なんとか見つけた会社でいじめにあったら

なんとか見つけた仕事で失敗し続けたら

 

結婚したいけど

恋愛したいけど

 

社会がお金持ってないと結婚恋愛できないよという

風潮があったら

 

贅沢でしかないですよね。

 

その人の責任じゃない、その人はたまたまそこに居合わせた人たち

そうした人たちのために

政治が機能していないといけないのに、していない。

最近起こってきている

テロなんかは一番よくない状況にサイレン鳴らしていると思って

 

国会議員の先生方、地方議員の皆さんも見直さなければならないと感じています。

 

いつも上手くいくわけではない

ある時

転げ落ちるような感覚になるときがある。

 

その時のためのセーフティネットは社会で作っていかないといけないと私は思っているところです。

 

安倍元総理に哀悼と誠をささげます。

やすらかにお眠りください。