↑あれこれ書こうと考え過去記事を漁ったら、8年前に殆ど書き尽くしていたことに気が付きました。
報道の偏りも、SNSの壊れ方も、ウクライナが根本的に抱える問題も、全部全部8年前と同じかそれ以上のものになり。
同じことを書くのはアレなので、もう少し視点をずらしたことを書いてみます。
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ドンバス問題を抱えて煮詰まった頃。
アメリカにトランプ大統領が登場したかどうか、とにかくその頃から「Q」という記号を合言葉にした方々がネットを騒がせるようになりました。
当時から見ていて、これはオウムじみたカルトの手合いだな、と。
こちらは現実の生き死にの問題で狂奔しているのに、よくもまあこれほど様々なことをつなぎ合わせてファンタジー世界で騒げるものだ、つまり暇な方々なのだろうな、と。
極めて冷ややかな視線でウォッチしておりました。
丁度その頃でしょうか、マイクロソフトがwindowsXPのサポートを打ち切ることになり、急遽win10対応マシンに切り替える作業をしなければならなくなりました。
それまで補助的な立場だったスマートフォンが情報発信のメインストリームに上がり、PCはスマホで手に余ることをする機器へと格落ちしたことを強く記憶しております。
それに伴い、PCで永らく愛用されていた様々なアプリケーションが使えなくなり、いい塩梅に囲い込まれるようにスマホ一辺倒に世の中は傾きました。
【できるようになった】ことが多いように見えて、【できなくなった】ことも非常に多かったと。
これは極めて重要であったと、今にして思えば強く感じられます。
情報はデスクに戻ってPC経由で確認するものではなくなり、熟慮・熟考する時間は確実に減りました。今この一瞬で全ての情報が目の前に出せて満足できるのですから、当然のなりゆきです。
見知らぬ人と人の情報のやり取りが
ツイッター
フェイスブック
知っている同士は
ライン
だいたいこのあたりかそれらの派生系だけで成立するようになり、そしてほぼそれ以外で成り立たなくなり。
何かを発信するときに、これほど門戸が狭く、管理権限がごくごく少数に集約されたことは未だかつてなかったのではないかな、と。
あからさまなファンタジーをまことしやかに語るQな方々は、トランプ大統領とともに、日に日にリツイートの多用で情報を溢れさせるようになりました。どこをどう検索してもどこかで見たような文章だけがヒットし、オリジナルの意見を探すのには目をこらしきらなければなりません。
興味が無いものにとってそれらの洪水は、率直に言って邪魔であり迷惑です。どこかで拾ったような全く関係の無い1の真実を100のファンタジーに拡大して、例えるならば必要な情報をネット空間でfdiskしてしまうような、実に薄気味悪い流れに見えました。
あの問題もこの問題も全部ひっくるめてストーリーの中に入れられてしまうので、そのヒット率たるやすさまじいものがあります。
誰がこのストーリーを作って、何の目的で拡散させているのだろう?と。疑問に思わない方は普通はいらっしゃらないと思われます。
ファンタジーストーリーは日々拡大し、盲信するあまり一家離散をしたり、日常生活に支障をきたす方々がちらほら出始め、更にはどう見てもただのホラ話としか思われないようなものすらポンポン付加され
誰が?何の為に?
という根本的な疑問は増々深まりました。
誰がどう聞いても、イタズラにしては長すぎる上にしつこすぎる。どこかの誰かが何らかの目的でこのストリームを操作しているのではないだろうか、と疑われるほどに、です。
あまりにも莫大な数のリツイートや引用を何故誰も取り締まらないのか?と義憤を感じた方も多かったと思われます。
コロナウイルスの世界的流行に乗るようにファクトチェックなるものが登場するに至っては、ツイッターやフェイスブックの告発系情報はおとぎ話8割、下手すると全部ウソ、と思われても仕方が無いと。誰もが諦めるほどに彼らはネット空間を専有してしまいました。
「嫌な風潮になった」と、ドンバス支援をする私達は考えておりました。ちょっとでもなにかでもひっかかれば、彼らはあっという間に群がってまともな情報を上書きしてしまいます。
こんなものがまかり通ると、こちらの信ぴょう性まで失われてしまうのです。
特にツイッター等は、追い込まれた弱者が最後に切れるカードの部分もあります。過去、様々な告発者がやったのと同じような要領で、Qな方々はあからさまなホラ話を垂れ流し続けました。
時は2022年2月中旬、ロシア軍がウクライナ国境を八年越しで越えた折。
バイデン大統領が薄笑いを浮かべてツイッターのファクトチェックに言及するに至って。
「あ、これやばい」と。
漠然とした今までのクエスチョンが脳内で電撃的に回答に繋がったように感じられました。
何をどうしたって無価値化できる。
そういう風潮ができてしまってる。
情報の出口と管理権限はアメリカのものです。誰のものであっても恣意的な選択で蛇口を開けたり締めたりできます。
渾身の力で断末魔めいた告発を行っても、Qな方々のあいのりとファクトチェックですべてを無意味なノイズにしてしまえるのです。
どのような事態にあっても応用可能な、安全保障上の情報掌握法の一環として、社会実験がてらにイタズラをしていた方々がQの実体だったのではないかな、と。漠然と感じております。
これほどフェイクという言葉が氾濫する戦場は珍しいのではないでしょうか?
ロシアの言うことは全部フェイクだが、自分たちの嘘は戦略。と。
日常生活で同じことをしたら大問題になるようなことを、誇らしげに日々メディアが垂れ流します。
悪貨は良貨を駆逐する。
まさに、まさに。としか申し上げられません。
先を見ることが困難ならば、ちょっと過去を振り返ってみると、近視眼的な視野が改善するかもしれないと思い、書いて見ました。
なにせ未来のことは空想と予測かもしれませんが、過去は事実の積み重ねであり、時代のソースは自分の記憶にあるものですから。
ネット上に空間がある限り、主催者があり、主催者には陣営があります。
何も考えずに誘導されて騒ぐのは、ポケモンGOぐらいで十分です。
真偽どちらか判然としなくても、いたずらに他者を巻き込もうとしたり、事態を長引かせる手段を取ることは、悪質であると感じられます。
私達がミンスク合意の履行=停戦を絶叫して望んでいたときに無関心だった方々にも、停戦という言葉の重みは理解できたかと存じます。
みんな同じようになってしまえばいいとは悪魔の囁きですが、誰が死んでも償われない命を思えば、全て虚しいばかりです。
心より停戦を、願います。