夜にはフクフクちゃんの記事を出せそうですにっこり

前庭神経炎は小脳梗塞と非常に症状が似ています。
医療機関では、命の危険が高い方から順に疑って検査をしてゆくものです。

これは大変な問題だと思うのですが、
脳梗塞を疑われて救急搬送される病院には、大抵耳鼻科は無かったりします。
あったとしても、erの医師に耳鼻科領域に精通した方はとても少ないです。
それこそ神様が図って配置して下さったような時の運に恵まれなければ、一発で鑑別がつくことはほぼありません。
検査機器の向上で、命の危険の有無だけは即わかるようになり、待機時間さえベッドを占有することを拒否されて、通院するよう強要されるケースが増えています。

逆にちんたら退院させてくれない系の怖い話で、連休前の金曜日の夜に救急にかかったら?
というものもあります凝視
確定診断が降りるのは早くて5日後です。
ショボーン無気力驚き
とりま、ベッドには寝かせてもらえて適当な抗生剤とステロイド、輸液ぐらいはしてもらえますが、なんだかわからない扱いをされてしまうと患者にとっては悲劇を通り越して喜劇です。
検査のたらい回しと下手をすれば民間救急車を使用した遠方への転院、長期間病名がつかない入院に拘束されて、大金と時間を浪費した上、何一つ解決できなかったりしちゃいます。
ショックメニエル病とバセドウで家内が実際体験したことです。
自分も、転院以外全部体験しましたショボーン

前振りが長くなりました。

40代から50代の前庭神経炎が出やすい年代のご家族をお持ちの方、並びに御本人様。
何か疑わしい症状が出た際には
 


ここの論文の
【脳幹・小脳の血管障害によるめまい】
このタイトルをGoogle検索してお読みになるか、プリントアウトして医師に渡して下さい。
こういう話があったな程度にでも頭の隅に引っ掛けて置いて欲しいのです。

健常側に首を傾けたとき目眩が止まれば、まず最初に前庭神経炎を疑います。
これは小脳梗塞でもあり得る状況ですが、その他四肢・体幹部の症状が異なります。
その他重要な診断点として眼振の規則性、不規則性等様々な鑑別点があります。
 



自分の場合左に引き込まれた→右に首を傾けると目眩が止まった。が一番最初の鑑別点でした。

非常に多くの前庭神経炎患者さんが未確定時間を浪費させられている現状が虚しく、なんとかならないかと感じています。

2週間もすれば急性期は終わり、回復期に入ります。未確定期間に抗生剤とステロイド・輸液漬けになることは、それ以外にやりようのないこの病気には有用ですが、炎症がある程度引いたなら、一刻も早く回復に向けたリハビリにはいらなければなりません。

運動失調とは、筋力そのままで、つかまり立ちを始めたばかりの赤ちゃんハイハイになってしまう状態です。一分一秒も早くリハビリは開始しないと、後発年齢帯の40代から50代には厳しいことこの上なく、加齢老化現象も加わるとかなりの長期間肢体不自由になってしまいます。
いっそ障害者手帳を取りたいと切望しても、症状が固定しないので、一切の福祉サポートは受けられません。

ショボーンその4ではリハビリがてらにやってるセルフ鍼治療のお話しをします。


お読み戴いてありがとうございました😊