暑いですが、筋肉の動作を妨げない為にも飛翔前の暑熱馴化は必須です。

鳥類は【空気】に支配される生き物です。


鳥の呼吸器系には首から腹部いっぱいに分化した【きのう:気嚢】という袋があり、多くの場合9つに別れています。
循環器系を調べるといつの間にか呼吸器系の話になるほど鳥には【空気】が必要で、ものすごくざっくり言えば、血流・リンパ液の流れでさえ気嚢が正常に動かなければ循環不全を起こします。
極論を言えば、心臓の働きが多少おかしくても、気嚢さえ健全なら鳥は普通に生きていけますが、気嚢がまともに動かなければ人工心臓を繋いでも臓器が壊死します。

活発かつ健全な気嚢の動作には、強い筋肉の発達が不可欠です。
※かご飼育に順応する小型の鳥類、インコやオウム類は、大腿筋の絶え間ない動作で飛翔不足を補います。かごを上り下りする動作は必要だからやっているのです。また、鶏等の飛びたがらない鳥や走鳥類も、メインの気嚢は太腿の付け根に配置しています。

夏場管理に大切なこととして、鳥は汗をかかないので、どんなに暑いときでも気嚢のプレッシャー無しに体外に排熱することはできません。
クーラー漬けで静かにさせていると、冷やすどころかどんどん体内に余計な熱が貯まります。結果として表面が冷えた熱中症を起こし得ます。
矛盾しているようですが、大きな筋肉の躍動無くして暑さから逃れることもできないのです。
※余談ですがエアコン管理をしていても夏場に亡くなる北方系フクロウの死因もこのあたりにあるのではないでしょうか?
鳥にとって筋肉を付けて飛翔をすることは、心臓を動かす以上に大切な事です。
だからこそ、外でフリーにできないキキ達やイーゴリィは室内で放鳥飼育し、フリーフライトの能力があるフクフクちゃんは積極的に飛ばしてゆきます。
飛翔の筋肉が発達しなければ多臓器不全を起こし得るもの。即ちそれが鳥なのです。
なんかわかんないけどお散歩行きたいのよプンプン
爆笑そうだったね!お散歩行こう!

日陰でザックリ馴化しようねウインク
お外の空気気持ちいい!爆笑

今日はここからウインク行ってみましょう

だいぶスタミナが付いてきたようですニコニコ


毎日楽しくっていいね!



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