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この機会にどうぞご活用ください。
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さて。私ども、煮詰まると変なブログを書く癖が御座います。
決してさぼっているわけではありませんので、その点何卒ご理解をください。
1)フクロウの街・・・?
最近当研究所のブログで良く「フクロウ」ネタが登場するのですが、SNSでもフクロウ関係の友達がとても増えました。
日本人の方は割と少なくて、外国の方の方が多いぐらいなので、フクロウ飼育とはやはり外国から入ってきた文化なんだな~と、改めて思います。
殆どの方がイーゴリィ君の受傷回復過程について知りたいようなのですが、メンフクロウのキキララ君達にも興味があるようで、日本のフクロウ事情についても色々質問を受けます。
金魚の場合は対外的には殆ど発信一辺倒で、話題といえば病気の治し方や余命の推定、水の作り方等々、固定しているような感じだったので、受け答えも簡単だったのですが、フクロウの場合、私達にとって未知の部分が多々あり、逆に訊きたいぐらいなんです。
その中で、アフリカの方から、奇妙なことを聞かれました。
曰く、「日本ではフクロウは一般的な大人気ペットで、フクロウの街やフクロウステーションがある、と。日本に行ったらフクロウストリートに是非一度行きたいのだが、あなたはもう行っただろうか?」・・・・・と。
私達は答えに窮しました。とても困りました。
何の話をしているんだろう・・・・・?と。
丁度同じ頃に中国の人からも似た話題が振られました。
「東京にはフクロウの街があって、街中でフクロウを散歩させてカフェに行ったり、電車にのせたりできるんだって?JRにフクロウを乗せるときの追加運賃はいくら?申請は駅ですればいいの?」・・・・・と。
私達は、「はっ?」「へっ?」「えぇぇ?」等、疑問符だらけになりました。
一体彼らは何を見てそんなことを私達に言ってくるのか、意味がわかりません。
そこで調べました。
どうも、フクロウのお庭~Owl'S garden~ 原宿店さんとか、その周辺のフクロウグッズを売っているあたりを指していたようです。
なんというか、原宿がフクロウの街として外国に認識されていること、まぁ、それはそれでアリだ、と。
なんせ、私達から見れば原宿は「目立ちたがり屋のヤングが集まる竹の子族の街」という認識が強いんですね。
動画のタイトルなんて、ニッポニア・エレクトロニカ・・・ですよ。もうこれだけで卒倒しました。
固有種として分類されちゃってるんだな、と。
それが今やフクロウの街として認識されている、と。
・・・・・・・・原宿って、どうしてこうなっちゃうのかな?的な。何か作為的な作り物感があるような変な気持ちになりました。
鳥肌実さんも演説したことですし、原宿は未来永劫こんな感じでいくのかな~~と思いました。
とりあえず外国の方には、「原宿は社会実験場なんだよ」と伝えておきました。
2)〇〇食べちゃったんですか!?
メンフクロウのキキ&ララ君。
以前から精神的に安定しているララ君と異なり、特にキキ君は最近ものすごく生意気になってきました。
「俺は独りでも生きていけるんだぜ」みたいなクッソ生意気な態度を示すことが段々目につき始めました。。
(しかしその翌日、「パパ&ママ大好き!」的な態度を見せることも多いので、良くわからないんですね)
体重は現在330~340gで安定しています。研究所入りした日から二割ぐらい増体していますが、主に筋肉と翼長が伸びたのでかなり引き締まって、それでいて大柄に見えます。
留守間の地震に備えて、夜間は繋がず放鳥して、安全なところに各々入っていてもらっています。
大抵翌朝餌をあげにいくとおおはしゃぎで降りてくるんですけれども、ここ数日キキが全く反応しなくなりました。
よもや拒食!?と思い体重を測ってみたんですが、減るどころか却って増えてるんですね。
これはおかしい、ペリットも出してるのに・・・?何を食っているんだ!と室内を捜索したところ、
見事に腹の部分だけくりぬいて喰われてバラバラの玩具にされた
おおきなクロゴキブリ
が、数匹残骸として出てきました。
フワフワの純白の毛に包まれて、愛らしいさえずりをする、このかわいいお口で・・・・・・・。
まるで高菜食べちゃったんですか!?的な想いが込み上げました。
夜たまに大暴れしているときがある、という話があったので、多分これだったのだと思いました。
そのほか、隣の部屋から脱走したコオロギやジャイアントミールワーム、レッドローチ等の足取りも、この部屋までで途絶えてしまっております。例年であればその辺でボロボロ発見されるのですが、今年はどういう訳か、一匹も見当たりません・・・・・。
おそらくキキは夜中、小さなお友達と戯れ、本能の命じるまま、自給自足していたものと思われます。
多分、ララはあまり参加していないと感じます。圧倒的に餌を欲しがるのがララなので。。。
特にクロゴキブリなどは殺虫剤も怖いのですが、病原菌の塊でもありますので、普通はやばい!となるんですが、
水浴びの水にレッドスタースメルチとカラシニコフを高希釈で来た当初から添加してありましたので、その点はOKかな、と。
今も何事もなかったかのように、家具の影やすみっこを執拗に巡回したり、ものを持ち上げては下を覗き込んでフクフクしております。(たぶん、ゴキブリを探す仕草と思えば納得できる感じですね)ペリットをひとまとめにして「ペリット塚」を構築しはじめたので気にはなっていたんですが、多分あれはゴキブリ寄せのトラップ、だったのでしょう。
ネズミを忌避するだけじゃなく、ゴキブリまで駆除してくれるなんて!素晴らしい家庭の友!と思うことにします。
と、ほほえましい話ばかりを当研究所はフクロウに関してはしていますが、放し飼いにする以上、糞の清掃は朝一で3羽分行うと一時間半はかかります。それでも、見た目は「今から掃除を始める」かのように酷いものです。
本当に好きで、一部屋明け渡す覚悟がなければ、たとえコノハズクといえども、飼うことはお勧め致しません。
昨今のフクロウブームに乗って衝動買いしてしまう向きもありますが、彼らには運動も水浴びもかなりの長時間必要です。
特にメンフクロウの場合、水は依存性が高く、一度ばしゃばしゃした後、アヒルのように浮かんで小一時間遊んでいたりします。
ララが良くやるのですが、全身ずぶ濡れのぼったぼたになるまで水中に居て、外に出て乾く感触が面白いのか、放置していると折角生乾きにしたのに再び飛び込んだり、際限なく水と戯れます。
その上水は相当飲みます。そうしないと、ペリットが安定的にうまく排泄できなくなります。(ペリットが出せないと、そのう炎や胃炎の発症トリガーになります)摂餌量も飛躍的に増大しますので、水浴び&飲水は必須だと感じました。
今回つらつらと二つのフクロウ雑記を書きましたが、
次回はいよいよお魚の話に帰ります。
近年主に外産グッピー(卵胎生の種族)に猖獗する、斃死率の高い治癒不能とされたパラサイトの駆除方法について、
結果がほぼ出ましたのでお話しをさせていただきます。
乱文、ご容赦願います。
文責:水棲疾病基盤研究所