日本でもやっと、元NHKロシア支局部の小林和男氏がマレーシア航空機撃墜事件についてロシアとドンバス義勇軍に罪が無いことを認めました。
http://japanese.ruvr.ru/2014_09_01/276708298/

特にドンバス義勇軍に濡れ衣を着せ、人間が降って来た等、ショッキングな見出しであおりまくった産経新聞には、煽ったのと同じ期間・同じ字数の謝罪広告を出す義務があると強く感じます。(オランダは出しました。アムステル大学の教授は事故調査委員会のメンバーです
従軍慰安婦問題で、産経新聞は虚偽の内容を垂れ流される苦しみを数十年噛み締めた方々だと私は思っておりました。朝日新聞と正々堂々戦い、遂に嘘を認めさせた筋の通った新聞社だと存じます。しかし、ウクライナ問題では産経新聞社がつまりは朝日新聞です。本社に鏡でも送りましょうか?
私はこのことは何度でも言います。
例えばどこかの新聞社なりマスメディアがロシア政府に対して何か言いがかりをつければ即座に反論が出ます。それはあの国には時間的な余裕もあり、人的な資産もあるからです。
しかし、ドンバス義勇兵は世界のどこで誰に何を言われても反論が出来ないのです。ロシア語とウクライナ語で書かれたことしか、彼らは反論が出来ません!しかし恐ろしいもので、書いてあることが良いことか悪いことかは自動翻訳で理解できるのです。できてしまっているのです!「何を言われても気にする連中じゃない?」そんなこと誰が決めたんですか!気にしているに決まってるじゃないですか!!!彼らには英語ですら無縁の言語です。反論の翻訳には時間がかかります。彼らにはそんな時間的な余裕も人的資源も物資もありません!それをいいことに日本のメディアは西側に阿り、好きなだけ創作文を楽しみました。これはまさしく悪質なプロパガンダでした。
それとも、今度は「ウクライナ政府に騙されたかわいそうなアメリカ」路線を貫くおつもりでしょうか?それはそれでアメリカへの侮辱甚だしいかと存じますが・・・。

なんでしたら、ロシア語でプーチン大統領とドネツク義勇軍及びルガンスク義勇軍への謝罪文フォーマットを何パターンか作成してブログに放置いたしますので、好きなだけご使用になって謝罪をして戴きたく願います。それは心から!
義勇軍は連絡手段としてFAXを重要視していますので、新聞社からFAXを送って謝罪すれば宜しいかと存じます。FAX番号もツイッターあたり探せば出てきますので、貼っておくべきでしょうか?(頼まれなければそこまではやりませんが。FAX番号ぐらいは調べてください)
しかし謝罪したところで、マレーシア機298名の命も戻りませんし、政府軍に殺された市民も戻りません。西側に濡れ衣を着せられたまま戦死した義勇兵に詫びる方法など無いのです!

そして、日本政府がここに至っても発言をしないということはどういうことでしょうか?
G7に協調するのではなく、従属(obey)しているのでしょうか?協調とは自己の意見を持ち、相手と刷り合わせを行うこと、主張することは主張し、相手の言うことも受け入れることが主な作業だと思うのですが、日本政府の協調とは、相手の言うことを全て自分の意見として取り入れる、つまり従属関係になる、ということに見えます。
CIS諸国ですら、ロシアにあーでもないこーでもないと、好きなだけ主張しています!主張するだけしてから「これは無茶」だとか「これは考える」とか話し合いの上で主張を分類して、最後はまとまる、だから、彼らはあれほど強い結束をもてるのです。

ロシア側からのカウンターアクション後なので、その部分は考慮して然るべきだと思うのですが、何か日本が西側各国に対して主体的な意見を言うということ、私の脳の領域が薄いのかもしれませんが、そういったデータの蓄積が御座いません。
この問題は明らかに当初から、クリミアを米軍港にしたいアメリカとウクライナの目論見から始まったことであり、そんなことは頭の良い官僚の皆様、ご理解していた筈です。
クリミアを米軍港・・・この発想自体が狂っている、おかしい判断だと何故誰も立ち止まらなかったのでしょうか?

ここにきて日本政府として謝罪を行わなければ、わが国は独立国ではなく、どこかの属国である証明を幾度目かに行ってしまうことになります。内容の薄い遺憾の意は乱発できるのに、「間違いでした」この一言がいえないのは絶対におかしく、理解できるものではありません。

過ちを正すことは恥ではありません。それは西側では「尊敬」される行いです。EUでは度々わざとらしいほどの手のひら返しがありますが、それは、国境を接し、傷つけあった過去を持ち合う者同士が破局的な争いに陥らない為の知恵の結晶でもあります。日本は島国なのでそのような必要は無いのでしょうか?しかし、それとこれとは全く別です。

日本人らしく、素直に非は認め、謝罪が面子として出来ないのであれば「軌道修正」を直ちに行うべきです。
それの出来る政府こそ、破局的未来を回避する勇気のある強い政府なのだと信じます。

私的感想ですが、日本の報道機関でこのような酷いタイムラグがあるということは、何か有事があった際、国民は簡単に操作され、逃げ道も失い、容易に集団ヒステリーに陥ります。
今のキエフのように。
とにかく、報道の腰は重すぎて遅すぎる!



ゲオルギーのリボン

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