お茶の水、懐かしの文化学院のお話が出てきたところで。
文化学院。
私の、一番好きな学校。
この学校に通えたことは本当に幸せでした。
「知ってる、文化服装学院でしょ」
とよく言われます。
文化学院！
服装、は違う学校！
文化学院は、和歌山県出身の建築家で美術家である西村伊作さん（初代校長）によって、1921年（大正10年）に創立。
伊作さんは、長女のアヤさん（2代目校長）が小学校を卒業するときに進学させたい学校がなかったため、自分で理想の学校を作ろうとし、友人の知識人たちから賛同を得て学校を作りました。
初代の先生方は超豪華メンバー！
伊作さんはじめ、友人たちの与謝野晶子、与謝野鉄幹、石井柏亭、山田耕筰、佐藤春夫…
当時すでに活躍していた文化人たちが講師でした。
「国の学校令によらない自由で独創的な学校」「小さくても善いものを」「感性豊かな人間を育てる」という理念のもと作り上げられました。また、日本で初めての男女平等教育を実施したことでも知られています。
当時の写真を見ているだけで、懐かしさとともに、新しいものを作り出そうとする文化学院の力強さを思い出します。
ステキな校舎、夏休みなどの長期休暇中にはドラマ撮影でもよく使われていました。
2018年、経営困難により閉校。
算命学では、時の流れに合わないものは淘汰される、と言います。
文化学院は、確かに、今の時代には合っていなかったと思います。
でも、生き残ってほしかった。
長い間、続けていくというのは本当に大変なんだと感じます。
文化学院の心は、今でも生きていると信じて。
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