Yahoo!オークションで目ぼしい中古車を見つけたけど、商品説明を見ると走行距離の状態は「走行距離不明」、「わからない」という文字が暗躍しています。
それらは90%以上がメーター改ざん車と言っても過言ではありません。
では、Yahoo!オークションに出品される走行距離不明車の仕組みとは?
自家用車で新車登録から4,5年程度で走行距離が10万kmを超えることはないと思っていませんか?
しかし、業者オークションには新車登録から4,5年で走行距離が10万kmどころか、15万kmを超えるものも意外と出てきます。
そういった車両の落札価格は、同型の走行距離数万kmの車両とは比べ物にならないほど下落します。
それらを業者向けオークション会場に加盟している中古車販売業者、解体業者がセリを通じて購入します。
その走行距離の伸びた車両の販売方法は通常なら1つしかありません。
①平成17年式 ダイハツムーヴ カスタムRS 走行距離138,000km(実走行) 修復歴:あり 車検2年
というように、偽りなく販売します。
しかし、悪質な業者は走行距離45,000kmで事故や故障等で不動となった中古車から、走行距離45,000kmのメーターを取り外し、実走行138,000kmのメーターと挿げ替え、以下のように販売します。
②平成17年式 ダイハツムーヴ カスタムRS 走行距離45,000km(走行距離不明) 修復歴:あり 車検2年
※記録簿等、走行距離を証明するものがありませんので、トラブル防止のため、念のため不明とします。
※内外装ともに年式を感じさせないような綺麗な状態で、機関も絶好調です。
また、修復に関しても軽微なものであったり、しっかり修理されていて見た目には分かりにくい場合は、
③平成17年式 ダイハツムーヴ カスタムRS 走行距離45,000km(走行距離不明) 修復歴:わからない 車検2年
というようになるのです。
そして、痛い所を突かれるのを未然に防いだり、逃げ口を作るため、「個人出品」や「友人からの委託出品」等と
うその上塗りを行います。
消費者の視点から言えば、走行距離138,000kmで修復歴ありの①車両よりも、走行距離不明でも45,000kmが実走行の可能性もあり、素人目には修復歴がなさそうな車両であれば、③の方が良く見えてしまいます。
そして、オークション落札金額も①よりも③の方が高値になってしまう理不尽な世の中だからこそ、③のような車両を出品する悪徳業者が後を絶たないのです。
実際、オークション会場に出入りできる業者であれば、①を入手し、③のような車両を出品することは簡単です。
Yahoo!オークションでも「[特定の車種名] メーター」等で検索すれば中古メーターが出品されています。
そういった中古メーターを購入したり、簡単に入手できる解体業者がメーターを挿げ替え、走行不明車として出品します。
メーターの交換自体はカーオーディオやナビの取り付けや交換と同じように意外と簡単にできるみたいです。
(私自身はメーター交換なんてやったことありませんので、あくまでも聞いた話です)
正直者が馬鹿を見るという言葉がありますが、こういった事象を見るだけでも一理あると思います。