1時間で引き上げるつもりだった。何しろ駐車場が30分5百円である。
ところが――
これを発見!

どうだい、思わず手を伸ばしちゃう愛らしさ

公園の中で見つけた大仏(おさらぎ)次郎記念館

そういえば、大仏次郎は猫好きで有名な文筆家
記念館も猫だらけ
エントランス脇と

ホール

大仏次郎で回想すれば、
学生の頃、初めて読んだのがノンフィクション『ドレフュス事件』
フランス大尉ドレフュスがスパイ容疑で逮捕される。やがて冤罪であることが分かってくるが、フランス政府は非を認めない。あくまでもユダヤ人・ドレフュスを犯人に仕立てようとする。結果として、真犯人を国家レベルで匿うこととなる。
―――あまりに愚かな権力の不正。大仏次郎は格調高い文章で弾劾する。
小説では
『大楠公 楠木正成』
大義に殉じる気高い精神性を描く。
『四十八人目の男』
大義を捨て、市井の人として生きることを選んだ赤穂浪人の物語。
猫ものでは、これ
『猫のいる日々』

文庫版でホンの数ページずつの随筆集なんだけど、ずっしりと中味の詰まった重箱のよう。
例えるなら「猫の遠野物語」
その一編が、記念館でパネル紹介されていた。
――猫好きで知られる大仏家に人が猫を捨てにくる。それを奥さんが拾ってしまう。
あまりの数にうんざりした次郎が奥さんに申し渡す。
「猫が15匹を超えたら、俺は家を猫に渡して別居する!」
ところがある日、数えたら16匹いた。
「1匹多い!俺は家を出るぞ」という次郎に、奥さんが答えて曰く
「それはお客さまです。ご飯を食べたら帰ることになっています」

猫の食事風景――記念館のパンフより
記念館で買った絵本

ラストがね、良いんだよ。
一騒動のあと、子猫は初めての冬を迎える。そして、ちょっとずつ成長していく――
「スイッチョ」って、虫の鳴き声なんだけど、
「大人になるスイッチ」
の事なのかも知れないね。
モデルとなったのは次郎お気に入りのー匹、しろきち君。
次郎パパのおかげで名を残した名猫である。
我が家の「家庭内野良」も、もし文豪の裏庭に現れてたら、歴史に名が残ったかも?
……ね!
あっき と

けいた

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