なにしろ、乾エサを噛まずに呑み込む
──自分の分を早く平らげて、ふぁい の分まで取っちまおうという、兄弟で良くあるパターンね。
そんな食い方をするから、よく吐いた。
食道の形そのままに、もろ~ん、と。
ごみ箱を漁ることはなかったが、天然素材──おから──で出来たトイレの砂を食べてた時は、我がコながら情けなかった。
そういうヤツだから、歯垢は付きやすかった。
猫用の練り歯磨き──歯茎の周りに付けて、これをペチャペチャ舐めさせるだけで歯磨き効果があるというもの──を与えたとき
これが美味しかったらしく、
あにゅあにゅ あむあむ あにゃにゃん
と言いながら舐めた。
この鳴き声があんまり可愛かったので
私たちは
♪あにゃにゃん、あにゃにゃん
あにゃにゃにゃにゃん
と踊り出した。
ふと気が付くと、カーテンは開いたままで、夜の窓ガラスに自分たちの踊る姿が写っていた。
隣の家のカーテンがサッと閉められた。
……まあ、新婚当時である( ̄。 ̄;)
猫の食べ方にも家系の癖があるようで、月子系(あっき、けいた)は食べるのがヘタである。
皿の中のエサを、奥から手前にしゃくるようにして食べる。食べるのが驚くほど遅い。
そして、まるでひたいで押し出すように、エサがポロポロとこぼれ落ちる。
すると、皿の中を中断して、こぼれたエサを先に食べ出す。
これも野良猫根性なのだろうか。
かつて、野良生活を知らなかった ふぁい は、床に落ちた物を決して食べようとはしなかった。
このコはレディだった。
さて、食べながら声を出すことを、私たちは みる にあやかって「あにゃにゃん」と呼んでいたが、
あき・けいも、時々声を出す。
先程、みる が ふぁい の分もエサを取ろうとした、と書いたが、あき・けいの場合は けいた がそれに当たる。
自分の分を平らげて、あっきの皿に頭を突っ込んでくる。
そこで、わんぱく兄ちゃんに取られないように、あっきには手の平に載せたエサをあげるようになった。
あっきは、お椀状にした手の平に頭を突っ込み、不満なのか嬉しいのか、声を上げながら貪るように食べる。
ぐにぐにぐに、あんにゃんにゃんにゃん、ぐるにごに……
ある時、余程空腹だったのだろう
あんまんまんまん、と口の中で唱えた後
ぷくにゃん!
と言った。
「今、ぷくにゃん!って言ったよね!?」
私たちは顔を見合わせて爆笑した
……さすがにもう、踊らなかったけどね( ̄∇ ̄)ゞ
んなわけで───

ぷくにゃん・あっき!
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